鴨川市立鴨川中学校

所在地
鴨川市広場2201番地
交通
JR東日本外房線及び内房線「安房鴨川駅」下車、徒歩15分、「鴨川市役所」隣り。
ホームページ
http://www.city.kamogawa.lg.jp/kosodate_kyoiku/kyoiku/sho_chugakko/1412925078114...

早春、菜の花色に染まる校舎

 旧江見中学校と旧鴨川中学校が統合し、安房地域最大規模の中学校として誕生してから今年度で4年目を迎える若い学校です。

 太陽光発電が取り入れられた環境に優しい未来型校舎が自慢。エレベーター完備でバリアフリー、廊下側に大きな窓が広がる開放型教室は生徒の心も伸び伸びさせます。広いグラウンドには300メートルトラックと野球場が設置されています。

 学校がある鴨川市は温暖な気候、美しい海岸線など自然環境に恵まれています。花作りも盛んで、春には、色とりどりの花が咲くお花畑の中の道を生徒が登校してきます。

 一足早い春を求めて毎年たくさんの観光客が来訪します。お客様を温かく迎えようと、生徒たちが学校前の道路や菜の花畑に種まきを行っています。菜の花が満開となり、学校の周りが黄色一色となる1月には生徒が参加して「菜な畑ロードオープニングセレモニー」が行われ、各コンクールで活躍めざましい吹奏楽部の演奏が、早春の花畑に響きわたります。

 全員参加で取り組んでいる部活動も盛んで、昨年度は関東大会に卓球部女子と水泳部が出場しました。今年度も様々な部が県大会や夏の総体、県新人戦で活躍しています。今年は英語スピーチコンテストで関東大会に出場するなど文化部も各種コンクールに参加して頑張っています。

 保護者も熱心で、年3回行われるグランドや校舎の美化活動には大勢駆けつけて汗を流します。

 「黙働清掃」が今年度の重点目標です。毎日の清掃を生徒全員が声を出さずに集中して行うというものです。美しい校舎を自分達の手で、感謝の気持ちを持ってきれいにしようという思いで取り組みます。心を磨き、学校を愛する心を養おうと、生徒会が提案しました。 

学年超え、息そろった歌声

 歌声あふれる学校づくりを目指して、毎週木曜日に歌声タイムが設けられています。7月の参観日には、各学年の同じクラスナンバー(シスター)の生徒、各々およそ110人によるシスター合唱コンクールが開催されます。保護者が見守る中、1カ月半にわたる練習の成果を披露します。

 学区内の大学や専門学校などとの交流も行われています。野球部が東関東大会優勝の実力を持つ城西国際大学観光学部軟式野球部と合同練習を行い、大会前のレベルアップに努めました。サッカー部は千葉県女子サッカー2部リーグに所属している「オルカ鴨川FC」と交流試合を行っています。

 学区にある7つの小学校との連携が盛んです。学区の小学6年生全員が鴨川中学校に集まり、ゲームやレクリエーションを通して交流会を行っています。そのため、中学校生活がスムーズにスタートしています。

 キャリア教育も熱心に行われています。地域で活躍する人々にインタビューをするなどして、望ましい職業観や勤労観を育てています。

心に響く挨拶や返事、校歌を 生徒会長・進藤愛夏

 私たち、鴨川中学校生徒会本部は、鴨川中学校がより素晴らしい学校になるように、毎年スローガンを決めて活動しています。

 今年度のスローガンは「響 ~響きでつなげるみんなの心~」です。理由は、生徒全員が鴨川中学校の誇りである校歌を大きな声で歌い、学校中に響かせるとともに、みんなの心に響くような挨拶や返事ができる学校にしたいからです。

 生徒会本部では、特に、挨拶に力を入れています。昨年度から週4日間、昇降口に立ち、毎朝気持ちよく生活をスタートできるよう、挨拶運動を行っています。また、昨年度からの課題点であった校歌や、返事などを改善できるように、日々活動しています。心に響く挨拶や返事、校歌を歌える鴨川中学校になるように、頑張っていこうと思います。

校長の声

 鈴木希彦校長 本校の生徒は純朴で、真面目な子どもたちばかりです。地域を愛し、地域から愛され、毎日元気に生活しています。日頃から生徒には一流の振る舞いを心がけるように呼びかけています。仲間を思いやり、互いに高め合って充実した学校生活を送ってほしい。さらに、一度目標を掲げたら果敢に挑戦し、最後まで諦めずにやり抜く力を身につけてほしいと考えます。常に慈愛の精神にあふれ、たくましく生きる「一流の鴨中生」であれ!!