聖徳大学附属女子高等学校

所在地
松戸市秋山600
交通
北総線「北国分駅」「秋山駅」から徒歩10分。北総線「東松戸駅」から聖徳学園行きバスで15分。JR総武線「市川駅」、JR常磐線・千代田線・新京成線「松戸駅」から聖徳学園行きバスで15分。京成線「市川真間駅」から「国分経由松戸駅」行きバスで15分。
ホームページ
http://www.seitoku.jp/highschool/index.php

小笠原流礼法でマナー学ぶ

 一九八三年に聖徳学園短期大学(現聖徳大学)の附属校として開校しました。社会に出てからも、女性らしさを大切にして自立できる力を持ち、多方面で活躍できる女子教育が目指されています。

 東京ドーム2個分の緑豊かな広大な敷地にそびえ立つ時計塔が、登校してくる生徒たちを毎日、迎えてくれます。

 校舎特別棟には本格的な書院造りの礼法室があり、図書室には、専門書から話題の小説まで様々なジャンルの本、約6万冊が取りそろえられています。グランドにはゴルフ練習場もあります。

 聖徳太子が十七条憲法の第一条にうたった「和を以って貴しとなす」に由来する「和」を教育理念に掲げています。この和の精神に基づき、女子校というフィールドを通じて、「思いやる力」「かなえる力」「助け合う力」の3つを伸ばすことを主眼に置いています。

 「こころは、一人では磨けない」が学校のキャッチフレーズ。心のつながりを大切に、感性を伸ばすための多彩のプログラムが用意されています。

 生徒は2つのコースがある普通科と、高校では県内唯一の音楽科で勉学に励んでいます。

 幼稚園教諭・保育士採用数全国1位を誇る聖徳大学進学希望者は、高校3年生になると、聖徳大学の高大連携授業を受けて、単位の先取りをすることもできます。

 社会に出る準備として、週に1回、小笠原流礼法授業が必修で行われます。相手を思いやる心と美しいマナーを楽しく学ぶことができ、卒業時には履歴書に記入できる許状「小笠原流礼法花鬘傳」が授与されます。生徒の楽しみな授業のひとつです。

 部活動ではマーチングバンド部、バトン部が注目されます。全国大会でも好成績を上げており、中高一貫のメリットを生かして活動しています。

生徒、教師全員で昼の会食

 毎日の食事の時間も教育の場と考えられていて、月曜日から土曜日まで附属中学校生徒を含む全校生徒と教師が「食堂(じきどう)」に集い、全員で昼食をとる「会食」が行われています。

 会食の献立は、聖徳大学人間栄養学部の栄養指導研究室が作成したもので、旬の食材を使用したメニューはバランスに優れ、生徒のアレルギ-にも対応しています。

 日本文化の伝承を意識した一汁二菜の和食のほかに洋食、中華メニューもバランスよく取り入れられています。また、生徒のリクエストによる献立の会食も週に1回あります。

 会食は礼法(マナー)の実践の場であるため、食器の置き方、箸の使い方を学びます。また、「いただきます」と全員で唱和することで食材の生産者や、調理員などすべての人々に対する感謝の心を育みます。

 食器は有田焼の陶器の食器が使用されています。落とせば割れるので、日常の家庭生活と同じように丁寧に扱う習慣が養われます。

 そしてなによりも、大勢の友達や教師とともに楽しく食事をすることで心の交流が図られ、豊かな人間性を育む場となっています。

「縦のつながり」強い学校 生徒会長・阿部ひかる

 聖徳大学附属女子高等学校は、中高一貫校ならではの「縦のつながり」が強い学校です。

 毎日行っている中学1年から高校3年まで縦割りして班を構成してできている友和班で清掃活動を行っています。学年を越えて交流をすることができ、上級生と下級生が仲良く、親切に面倒を見る雰囲気があります。

 このような場面があることで、精神的に大きく成長することができ、建学の精神である「和」を尊重し、友人同士で思いやりの心を持って生活をすることができるのだと思います。

校長の声

 川並芳純校長 本校では、生徒達が活躍する学校行事が多くあります。

 10月に行われた体育祭の閉会式では、それぞれの組が健闘を称え合う姿を見ることができました。こうした行事を通じ、生徒一人ひとりの心が磨かれていくと感じています。

 進路面での学習も積極的にサポートしており、ゼミをはじめとした様々な学習支援を用意しています。

 また、聖徳大学の授業が先取りできる高大連携授業も展開しており、今後も生徒達の将来の夢を支援できるように取り組んでいきたいと考えています。