匝瑳市立八日市場第一中学校

所在地
匝瑳市上谷中2270-5
交通
JR八日市場駅下車、徒歩25分。駅から市内循環バス「椿海循環」で一中前下車、徒歩1分。
ホームページ
http://sosa.ed.jp/hach1/

「友愛」「英知」「剛健」校訓に

 昭和34年4月に当時の八日市場市東部地区にあった椿海中、平和中、共興中、豊和中の4中学校が統合し、開校しました。平成18年1月、八日市場市と野栄町が合併し、難読地名でTVでも話題になった「匝瑳市(そうさし)」が誕生し、校名も匝瑳市立八日市場第一中学校となりました。

 現在は11学級、295人の生徒が学んでいます。平成元年に武道場を併設した体育館が完成、平成4年には校舎の全面改修工事が行われると同時に、グラウンドの改修も行われ、200メートルトラックと100メートルの直線コースが設けられました。

 学校に隣接して、市営野球場と市営テニスコートがあり、日々の体育授業や部活動でも使用できるなど恵まれた環境にあります。

 「友愛」「英知」「剛健」が校訓に掲げられています。それぞれの校訓をもとに「豊かな心を持ち、友を大切にする思いやりのある生徒」「確かな学力を身につけ、的確な判断ができる生徒」「心身ともにたくましく、気力、体力、忍耐力のある生徒」の育成が目指されています。

 歌を通じて豊かな心を育てようと、「歌声の響く学校づくり」に取り組まれています。朝の会や帰りの会では、全クラスがきれいな歌声を響かせています。学年合唱とクラス合唱が行われる校内合唱コンクールでは美しいハーモニーが会場の体育館にあふれます。

 「いきいきちばっ子 健康・体力づくり推進モデル校」の指定を受けるなどして、生徒の体力向上や体育授業の充実に力を注いできた功績が認められ、平成27年度に千葉県教育委員会から千葉県学校体育優良校として表彰されました。

 部活動も盛んで、過去にはソフトテニス部が県大会で優勝し関東大会出場、野球部が県大会3位、バスケットボール部が県ベスト8、音楽部がNHK全国学校音楽コンクール千葉県大会へ出場などと輝かしい成績を残しています。

出前授業で「友愛」合言葉に

 「友愛」を合言葉に、道徳教育の充実に努められていて、人権擁護委員の方を学校に招き、1年生を対象に「道徳出前授業」が開催されています。豊かな心を持ち、友を大切にする思いやりのある生徒を育てようという学校の目標の一環として取り組まれています。

 いじめに関するいくつかの出来事を再現したドラマを見て、それぞれのケースについて考え、皆で話し合います。中学校の日常生活をテーマにドラマ化したもので、とても考えさせられる内容です。

 生徒たちは姿勢を正して、だれもが自分のことのように真剣にドラマに見入っています。劇を見た後、それぞれの感想を発表し合いますが、「いじめは、見て見ぬふりをしてはいけない、ダメだと思うことはきちんと口に出して伝えるべきだと思った」「傍観者とならないように、加害者にやめるように言いたい」「今後は、相手の気持ちをよく考えて発言したい」など、いじめに対する考え方が変わったといった意見が多く、たいへん充実した授業になっています。

 この学年道徳の時間のほか、毎週金曜日に道徳の時間が設けられ、各クラスがいじめを無くす方法などについて話し合っています。

挨拶と歌で活気あふれる 生徒会長・石田紘平

 生徒会では、活気あふれる明るい学校生活を目指し、挨拶と合唱に力を入れて取り組んでいます。

 毎月必ずあいさつ運動を行っていますが、皆、進んで挨拶をしてくれるため、本校の生徒はとても活気あふれていると思います。

 また、合唱においても、朝の会から、大きな声で歌を歌っており、各行事や集会で素晴らしい歌声を響かせています。