銚子市立第三中学校

所在地
銚子市東小川町2348
交通
JR総武本線・成田線銚子駅から市立病院・長崎国民宿舎行きバスで文化会館停留所下車、徒歩5分。銚子駅から外川行き銚子電鉄で観音駅下車、徒歩8分。
ホームページ
http://www.city.choshi.chiba.jp/edu/school/sanchu/

「石の門」生徒見守り60年

 昭和4年に開校した銚子尋常小学校がその後、国民学校となり、さらに昭和22年4月1日、銚子市立第三中学校と名前を改め、今に至ります。「銚子の町」として昔から栄えてきた市街地を一望できる高台に校舎が建っていて、素晴らしい環境に恵まれています。

 三世代にわたって銚子三中の卒業生であるという保護者もたくさんいます。現在は7学級123人の生徒たちが「自主・自律」の校訓のもと、活き活きと学校生活を過ごしています。

 「我らが兄が また姉が日頃の教えを守りつつ 心を込めて 積みし門さらばよ恩師よ また友よ ああ去り行かん 石の門」 

 この詩は、「自分たちの手で、学校に何か残せるものはないか」と、昭和29年度に在校していた生徒たちの熱い思いで作られた三中の正門柱、「石の門」にまつわる詩です。

 海岸に落ちている石を皆で学校まで運び、生徒たちが協力して積み上げて建てたものであり、門柱裏には、「我等、志を遂げて母校に見えんことを期す」という言葉が、力強く彫り込まれています。「石の門」は、これまで60年もの間、多くの生徒たちを迎え入れ、また送り出してきました。現在も、揺るぐことなく、三中生をしっかり見守りながら、悠然とたたずんでいます。

 和気あいあいとしたアットホームな雰囲気の中、全校生徒が楽しく学校生活を送っています。そうした仲の良さをもっと深めようと、生徒会主催で「全校交流会」を実施しています。全校生徒に校長・教頭も含めた全職員が参加してのジェスチャーゲームでは、コミカルなポーズに珍回答も出るなど、四苦八苦しながらも大盛り上がり。楽しいひとときを過ごす中で、みんながよりいっそう親しくなることができました。

 体育祭で注目を集めるのが赤・白に分かれてそれぞれが繰り広げる白熱した応援合戦のダンスです。今年度は赤が3代目J・S・B、白が関ジャニ∞の曲に合わせ、軽快なステップを保護者や地域の方々に披露しました。

銚子の魅力知るふるさと学習

 理科の『大地の変化「地層」』の学習の一環で、屏風ヶ浦の地層の様子を現地見学し、地層のでき方や自分たちが暮らす大地の成り立ちについて勉強しています。屏風ヶ浦は「東洋のドーバー」とも呼ばれる、高さ40~50メートルのむき出しの地層が約10キロメートルも続く断崖で、圧倒的な迫力でそびえ立っています。

 断崖の途中には東日本大震災によって屈折した断面部分をはっきりと見られる場所もあり、震災の影響を感じ取ることもできました。人と大地とのつながりを実感できる貴重な学習となっています。

 音楽の授業で民謡に取り組みました。江戸時代から伝わる地元の「銚子大漁節」を学び、当時の銚子で生活していた人々の息づかいや思いを感じ取りました。

 また、犬若、屏風ヶ浦といった景勝地や醤油、キャベツなどの特産品、そして銚子市のゆるキャラなどを織り込んだ歌詞を創作。現在の銚子を映し出した大漁節を歌うことで、銚子の素晴らしい文化を実感することができました。この現代版大漁節は文化祭でも映像で流され、来場した保護者や地域の方々に大好評でした。 

「自主・自律」をめざして 生徒会長・山●直哉 ※●は山の下に奇

 私たち、銚子三中生は、校訓「自主・自律」のもと日々主体的に学校生活を送っています。そのため、校内ではチャイムが1日に2度(朝・昼)しか鳴らず、私たちは時計を参考にして、常に先を見通しながら学校生活を送っています。

 また、銚子三中は先輩・後輩の関係がとても良いフレンドリーな学校でもあります。みんなが、縦のつながりや横のつながりを大切にしながら、困ったときは助け合ったり、分からないところを教え合ったりして、たいへん温かい雰囲気の中で生活しています。

 これからもみんなで協力して様々なことにチャレンジし、絆を深めながら今まで以上に活気あふれる学校にしていきたいと思います。