香取市立佐原中学校

所在地
香取市佐原ロ2124の1
交通
JR佐原駅で下車、徒歩10分。
ホームページ
http://www.katori-edu.jp/sawara-j/?page_id=13

新たな歴史の扉を開いて

 佐原中学校がある香取市佐原地区は利根川を利用した水郷地帯で、米の生産が盛ん。北総地域における商業の中心として栄え小江戸とも称された佐原市街地は、夏と秋に関東三大山車祭「佐原の大祭」が行なわれるなど、自然と歴史が息づく街です。

 以前は佐原市でしたが、2006年に佐原市、栗源町、小見川町、山田町の1市3町が合併し香取市になりました。

 もともとの学区は、佐原の市街地を中心とする佐原小学区と利根川北岸の早場米産地である北佐原小学区からなっていましたが、今年度からは佐原第三中学校と統合し、福田、神南、竟成の3小学区が新たに加わりました。

 学区がさらに広がり、スクールバスでの登下校も始まりました。現在は22学級664人、生徒たちは中学校で出会った新しい友人と授業や部活動に精いっぱい取り組んでいます。

 設立されたのは戦後間もなくの昭和22年。今年度で創立70周年を迎え、今年6月には保護者も参加して創立記念式典が盛大に行なわれました。

 学校の目標は「自ら考え、精いっぱい自己実現し、お互いの存在を認め合う生徒の育成」。毎日の授業はもちろん、運動会などの行事や、部活動などで自ら考え、行動する生徒はたくましく成長しています。

 なかでも、運動会では運動会実行委員が中心となって練習を行います。練習の流れなど、教師が生徒に指示を出すのではなく、実行委員が全体の指揮を執り、声を掛け合って一つの大きな行事を仕上げていきます。

 応援の練習でも応援団が振り付けや移動体系を考え、朝の会や帰りの会で各クラスに伝えています。運動会当日の生徒たちは充実感にあふれ、とても輝いています。

◆新たな仲間との出会い 2年 多田さくら

 今年の4月に佐原第三中学校と佐原中学校が統合しました。私は佐原第三中学校に通っていましたので、統合する前、「新しいクラスになじめるか」など不安でいっぱいでした。しかし、統合してからも楽しい学校生活を送りたいと思い、ある決意をしました。それは、あいさつなどを通して友達との交流を大切にし、佐原中学校の生活に少しでも早く慣れること。また、学校行事や部活動に一生懸命取り組むことです。

 実際に統合してから最初は、佐原第三中学校とは生活習慣の違いから、大変な時もありました。しかし、新しい友達が増え、また部活動でも仲間が増えました。今は、部活動の先輩も引退して私たちが部をまとめていかなければなりません。一つ一つの練習を大事にし、大会などで結果を残せるように頑張りたいと思います。

一日の始まりは元気な挨拶

 生徒たちは「挨拶運動」、「黙道自問清掃」、「歌声活動」の3つを大切にして学校生活を送っています。

 生徒会役員がリーダーシップを発揮して毎週月曜日に「挨拶運動」が行われています。元気な声で自分から挨拶することを心がけ、1日が気持ちのよい挨拶から始まります。

 清掃の時間では、全校で15分間の「黙道自問清掃」に取り組んでいます。しゃべらずに清掃することで「我慢の心」を養い、友達のことを考えることで「人の気持ちを汲み取る心」、周囲への気配りで「気付きの心」が育てられます。

 朝の会と帰りの会の時間では各クラスで歌声活動が行われ、学校全体に素敵な歌声が響き渡ります。毎年10月に行なわれる合唱コンクールに向けて練習を積み重ね、本番のコンクールでは学級ごとに息があったハーモニーが披露されます。

 本校の文化祭は生徒、保護者ともに楽しみにしている行事の一つです。ブラスバンド部、合唱部、郷土芸能部など各文化部の発表に加えて英語スピーチの発表も行われます。どの部も文化祭のために長い間練習を重ね、素晴らしい発表を披露することができました。

たくさんの協力を生かして 生徒会長・椎名謙

 私が生徒会長として取り組んできたことはあいさつの徹底です。統合するということは、知らない人がたくさんいて、不安になったり、どうやって話しかければいいか困ったりする時もあると思います。しかし、あいさつをすることで会話のきっかけができると思い今年の目標に決めました。

 今年の四月に起きた熊本地震では学校全体で募金を集めました。短い募金期間でしたが、約11万円も義援金が集まり、人数の多さと学校全体で協力することの力の大きさ、思いやりの厚さを実感することができました。

◆多くの友との磨き合い 生徒会長・多田直起

 私が佐原中学校と統合して感じたことは人数が多く、友達がたくさんできるところです。

 元佐原第三中学校は人数が少ない環境で過ごしていたので、統合後、佐原中学校の生徒として登校したときは人数の多さに圧倒され、少し不安になりました。しかし、親切で明るく、話しかけてくれる人がたくさんいてすぐに環境に溶け込むことができました。
 
 また、人数が多いので、テストで競いあったり、お互いに教えあったり、協力して勉強することができ、学力向上にもつながります。

 環境が昨年と全く違い、戸惑うこともありますが、新たな歴史を開く一人として、これからもがんばっていきたいと思います。

 ※統合により本年度前期は2名が生徒会長を務めました。