心の伝え合いの材として 酒井根西小(柏市)

 本校はNIE実践指定校として初年度。新聞記事を活用して、4年生が「いのち」の尊厳をテーマとして学習しました。

 この学習は「命の素晴らしさ・大切さをわが事として捉え、自他の命を愛おしく感じてほしい」との願いからスタートしました。社会全般(人・物・動物など)の紙面から命を感じたり、関係したりする記事を見つけ、その記事に対して自分の感想や考えを記します。

 スクラップ帳には、その継続された取り組みをもとに、お互いに発表や紹介をし合い、「伝え合う力」を育成しています。総合的な学習や道徳の時間とも関連し合って授業を構築できることに新聞活用の魅力や有益さ、幅広さを実感できます。また、一つの記事を共有の材として、十二分に道徳的実践力(心情面)を肥やせる絶好の生きた素敵な時間ともなっています。

 新年度は新聞活用のよさをさらに充実・浸透させ、一層豊かな心情が育つよう実践していく所存です。