新聞使って「書く力」養成 馬橋北小(松戸)

 新聞を用いて、書く力を付けるための指導の工夫を考えている。今起きていることをリアルタイムで捉えていき、「知る・感じる・言葉として表現する」ことを継続して行い、情報を把握し内容を読み取り、実生活と関連付けて自分の考えを書き表していく活動を行っている。いじめ等の身近な問題として感じられる新聞記事には、自分の考えを構築しやすいが、政治経済・医療等には考えを深められない傾向にあり、分野領域による意識の違いが感じられる。意図して学習課題と新聞記事との関連をもたせることで、児童が多角的に問題を捉えたり、広い視野で課題を捉えたりできるようになってきている。新聞を通して、「今」・「自分との関連」をキーワードに学習を積み重ねており、書く力、すなわち課題を自分の立場から捉えたり、多くの考えと比較し課題の捉え方を深めたりすることができる力を向上させている。