歴史と現在、新聞でつなぐ 千葉市立小中台小学校(千葉市稲毛区) 【NIE報告 県内実践校の取り組み】

 本校では、今年度からNIE教育推進の指定を受けて、新聞を取り入れた学習指導を行っている。

 NIE教育を進めるにあたって、まずは新聞に親しむことが大切と考え、特定の教科に絞るのではなく、国語や算数、朝の会の時間などで新聞を活用している。

 学校や学級により活用方法はさまざまだが、3年生では、新聞から既習漢字を探す活動を行った。4年生では、算数で習った面積を新聞で表し、5年生は各社の見出しの違いや、紙面構成を学習した。6年生では、歴史学習の中で新聞を取り入れた。明治時代の「殖産興業」「徴兵令」「地租改正」について、その是非をディスカッションする学習だったが、現在の工業の様子や集団的自衛権、消費税増税の記事を使い、歴史と現在をつなげて話し合うことができた。

 今までより新聞に対して親しみを感じる児童が増えたので、今後もさまざまな可能性を探りながら指導していきたい。