複数紙読み比べ討論も 大和田小学校(市川市) 【NIE報告 千葉県内実践校の取り組み】

 市川市立大和田小学校では平成27年度より2年間、NIE実践校の指定を受け、まずは新聞に親しむ活動からスタートした。

 昇降口前の新聞閲覧コーナーを設置して3カ月。休み時間に友達と新聞をめくる児童の姿が見られるようになってきた。

 市川市では、4社から毎朝新聞が届けられている。気になるニュースがあると、複数の新聞を読み比べ、頭を寄せ合って討論する姿も見られる。環境が整えば、児童はどんどん進化していくものだと実感しうれしくなった。

 本年度、低学年では新聞ジャングルづくり、文字さがし、顔集め、コラム写しなどに取り組んだ。また、高学年ではスクラップを中心に、教科学習での活用、修学旅行や自分のテーマに合わせた切り抜き新聞づくり、朝の会での新聞記事紹介などに取り組んだ。

 さまざまな情報から自分の好きな記事を見つければそこから新しい世界が広がっていく。保護者の理解と協力を得ながら、情熱を持って取り組みたい。