言語活動で身につく力 富岡中学校(浦安市) 【NIE報告 県内実践校の取り組み】

 創立32年目を迎えた浦安市立富岡中学校は、地域の方々に支えられた伝統ある学校で、486人の生徒たちは、行事等にとても意欲的で、明るく活発に生活している。本校は、思考力・判断力・表現力の育成を目指し、言語活動を生かした教育活動に取り組んでいる。

 本年度、NIE推進実践校として指定を受け、出前授業、コラムの書き写し、記事を用いた道徳の授業、新聞スピーチなどに取り組んできている。新聞社の出前授業では、紙面の構成や記事の書き方、見出しの付け方などを学び、「究極の要約」としての見出しを意識し、見やすくユーモアに富んだ新聞を作成した。

 コラムの書き写しは、集中力・語彙(ごい)力を高めることを目標としているが、回を重ねるごとに、書くスピードも上がり、精読力もついてきた。また、自分でタイトルをつけ、感想を書くことで読解力もついてきている。

 NIEの活動を通して、世の中の事象について興味を持ち、考える力や自分の考えを表現する力の向上が見られるようになってきている。