朝の10分間で思考操作 千葉市立土気南中学校 【NIE報告 県内実践校の取り組み】

 昨年度から、千葉市立土気南中学校ではNIE推進の実践校としての指定を受け、本年度はいよいよまとめ年として2年目の取り組みを行っている。

 本年度の具体的な実践は、昨年度に引き続き、3本の柱<(1)授業での新聞活用(スピーチ・スクラップ新聞の作成など)(2)図書館指導員と連携した新聞活用(記事の掲示・閲覧スペースの設置)(3)朝の読書の時間を利用した新聞の活用>を立て、「新聞を通して世の中の事柄について評価し、自分の考えを発信する力を育成する」ことを目指している。

 その活動の一例として、朝の読書の時間を活用した「NIET」を紹介する。本校では毎月1週間、朝の始業前の10分間を利用し、ワークシート形式の活動を行っている。使用するワークシートについては「情報の抽出→熟考→交流→振り返り」といった思考操作ができるよう各学年の教職員が作成し、教科の垣根を越えた総合的な学習活動を行っている。