記事見出しの付け方学ぶ 臼井南中学校(佐倉市) 【NIE報告 県内実践校の取り組み】

 佐倉市立臼井南中学校は創立20年を迎え、本校では「汗をかく」を教育目標にさまざまな活動に生徒が懸命に取り組んでいる。

 2015年度まで2年間、NIE推進の実践校として指定を受けた。「豊かな心」「確かな学力」を持った生徒の育成を、言語活動の充実を通し、新聞活用によって行えるのではないかと考え、各教科、領域で模索し、研修を進めながら実践している。

 取り組みの一例として、1学年で行ったNPO法人ACE(企業教育研究会)の「ことばの授業」を紹介する。

 現役の新聞記者を講師に招き、記事の見出しの付け方などを学んだ。幾つもの情報の中から「何がニュースか」「誰に伝えたいのか」を考え、短い言葉で的確に表現する学習である。各自の見出しの付け方を他と比較することで、伝わり方が異なることを学んだ。新聞への興味・関心も高まり、使われる言葉や表現を分析することで、言語活動の充実につながっている。