記事を基に意見文書く 大網白里市立白里中学校【NIE報告 県内実践校の取り組み】

 白里中学校では、昨年度からNIE推進の実践校として指定を受け、新聞を活用した取り組みを続けてきた。

 校内には、生徒が自由に新聞を手に取れる「新聞ラボ」があり、常時4~6紙の新聞の一面が並ぶとともに1週間の新聞が掲示されている。さらに数カ月分の新聞すべてが整理され、誰でも読み返すことができる。

 授業では、テーマごとに関連記事をスクラップし、意見交換会を行ったり、社説の読み比べで論説文の構成を学習し、実際の新聞記事を基に「級説(新聞にあたる意見文)」を書いた。

 多くの情報の中から必要な内容を選択するだけでなく、吟味された文章から洗練された表現に触れ、自ら表現する力を身に付けてきた。NIEの推進は、社会問題や世の中の動向に目を向けて自分の考えを表現できる生徒の育成に大きな役割を果たしている。