学校給食調理場が完成 郷土が誇る味も提供 勝浦

 勝浦市の「学校給食共同調理場」が完成し、関係者に公開された。新施設となったのを機に地元産の高級食材を活用した給食も提供していく方針。隣接地には「防災備蓄センター・福祉避難所」も完成した。

 調理場は市街地にある既存施設が老朽化したため、内陸部の旧新戸小学校用地に移転新築した。鉄骨平屋建てで延べ床面積は約1100平方メートル。事業費は約7億4千万円。厨房(ちゅうぼう)の設備類も一新し、新学期から市内の小中学校などに1日1600食を供給する。

 地産地消をさらに推進。新たに公費で地元産のキンメダイやブランド肉などを買い上げ、給食メニューにする日も設ける方針だ。郷土が誇る高級な味を子どもたちに知ってもらうという。

◆隣接地には防災備蓄C
 隣接地に整備された防災備蓄センターは津波などに備え、飲料水、食糧などを収納する新たな拠点となる。福祉避難所は体育館などでの避難生活が困難な高齢者、障害者、妊婦などを受け入れる。