歴史の町をアピールへ JRイベントのガイド役に 小見川高校・郷土史研究部(香取市) 青春キラリ

 JR東日本が全国規模で展開し、4月6日に香取市の小見川地区で開催するハイキングイベントで、地元ボランティアと一緒に初めてガイド役を担当する。何とか城下町・小見川を売り込みたい市商工会が同イベントで多くの人が訪れるのを機に、地元の歴史・文化遺産をアピールするための作戦として、地元高校の郷土史研究部員に白羽の矢を立てた。高校生らも「人との出会い、触れ合いを楽しみたい」と奮闘している。

 郷土史研究部は1965(昭和40)年、当時あった家政科の生徒4人で発足。過去には民具の収集の他、古墳群に位置する学校らしく埴輪(はにわ)や土器作りに挑戦したこともあったというが、創部からほぼ半世紀たった今も考古学の枠にとらわれることなく、興味のあることを最優先に調べている。大震災後は市内の液状化現象について調査したこともあったという。

◆1年トリオが中心
 現在部員は10人ほどいるが、他の部との掛け持ち部員もいるため、活動の中心はもっぱら小学校から同じ学校に通っている1年生3人組。トリオのうち、部長でまとめ役でもある鈴木勇太君(16)は「イベント参加者への受け答えがきちんとできるか不安」と言いながらも「参加者が知らないことを一つでも多く見つけて、紹介していきたい」と意欲的に語った。

 残り2人のメンバー、上野拓海君(16)は「担当する(古墳群の)城山公園は、小さい時から遊んでいるので“遊び場”はたくさん知っているけど、参加者が知りたい情報について、答えることができるかどうか。きちんと予習しないと」。人見知りだという松尾俊哉君(16)も「この経験を生かして、引っ込み思案な性格が変われたらいい」と前向きだ。

◆より身近に魅力を
 ガイド役の抜てきに、顧問の柏崎景子教諭(58)は「やや内気な子どもたちなので、いろいろなことに取り組みステップアップする機会になれば。ガイド役は全員地元の子。まずは自分の自転車で回れる範囲のことを、人に伝えられるようになれたら」。副顧問の中山文夫教諭(55)も「自分で勉強して、人に語れるようになる経験は大きい」と歓迎する。

 イベント当日はハイキングコースにもなっている桜の名所、城山公園で「水郷おみがわ桜つつじまつり」も開催中だ。ここ数年、町おこしの一環として、さまざまな催しで小見川高生と“強力タッグ”を組んでいる市商工会も「高校生ガイドを通じ、イベント参加者により身近に小見川の魅力を感じてもらい、知ってもらえたら」と期待している。

 駅からハイキング「古墳と桜と川のまち小見川を歩こう!」(10キロ)の募集定員は千人。時間は午前8時半~11時半。参加無料。応募締め切りは4月2日。申し込み、問い合わせなどはハイキング事務局、電話03(5719)3777(コース番号07401)。