県内トップの技術、児童に優しく伝授 バスケ・バレー部員が指導 市立船橋高

市船橋高校の体育科生徒による小学生への「バスケ・バレー教室」で、ドリブルを丁寧に教えるバスケ部員=同校体育館

 市立船橋高校体育科生徒による小学生を対象にした「バスケットボール・バレーボール教室」が20日、同校体育館で行われ、指導したバスケ部員・バレー部員の“お兄ちゃん”“お姉ちゃん”が、県内トップレベルの技術を優しく教えた。

 同校文化祭「α祭文化の部」の体育科生徒の出し物として、市内小学生らを招いて開催。児童は1~6年生の計約80人が集まった。

 バスケットボール教室には、同校体育科1~3年生の男女31人が参加。バスケ部の近藤義行監督が、二つのボールを交互に投げてお手玉のように扱ったり、三つのボールを同時にバウンドさせてキャッチしたりと高度な技を披露。

 児童らは、バスケ部員の「お兄ちゃん・お姉ちゃん」指導員に、何度も実演してもらいながら、「難しいー」と笑顔で練習した。

 バスケットボール教室に参加した行田西小学校3年の西脇恵仁理(えみり)ちゃん(8)は、インターハイに出場した男子生徒のプレーに「パスがとっても速かった」と驚き、ミニバスより高いリングながら「5対5のゲームが楽しかった」とにっこり。

 市船橋バスケ部で3年の中谷優君(17)は「小学生に教える機会は貴重で楽しかった。たくさん市船に来てくれれば」と述べ、女子キャプテンで3年の北山玲奈さん(17)は「シュートの時、親指が『ハ』の字になるようボールを持つことを教えた」とお姉さん指導員の役割を十分に果たした。