みんなでナイスショット! 北佐原小児童が三世代交流 香取でGゴルフ大会

地区住民らとグラウンドゴルフを楽しむ香取市立北佐原小の児童ら=横利根公園ふれあい公園
昼食にはボランティアらが炊き出しで作った豚汁などが参加者に振る舞われた

 香取市佐原ニの市立北佐原小学校(平山元夫校長、児童118人)の全校児童が、学校近くの横利根閘門ふれあい公園(同市・茨城県稲敷市)で地区の恒例イベント「ふれあいグラウンドゴルフ大会」に参加した。児童たちは澄み切った秋空の下、保護者や地区のお年寄りとプレーし、三世代での交流を楽しんだ。

 大会は、2012年2月に発足した北佐原まちづくり協議会の主催で、今年で15回目。場所を選ばす、誰でも楽しめるグラウンドゴルフを通じて、地域間の世代間の交流や触れ合いづくりなどが狙い。約350人の参加者らは41組のグループに分かれて、国の重要文化財でもあるれんが造りの複式閘門を見ながら、芝生の上ではつらつと汗を流した。

 グラウンドゴルフは、ホール(穴)の代わりに旗とかごがセットになった「ホールポスト」にホールインするまでの合計打数で競われる。この日は24コース中、グループごとに設定された18ホールの打数で行われた。参加者は一緒に回る家族らのプレーに「上手、上手」「惜しい」などと声を掛け合いながら、和やかムードで回っていた。

 4年の石田陽人君(10)は「今年もホールインワンを狙ったけどダメだった。でもお兄ちゃん=6年=と一緒で楽しかった」。3年の黒田萌花(ほのか)さん(9)も「お兄ちゃん=4年=、お母さんと一緒にできて良かった。最初はうまくいかなったが、最後の方は慣れてきて上手にできた」と笑顔を見せていた。

 競技後は、3、4年46人が、合奏や合唱を披露。また小見川吹奏楽団も7曲を演奏し、会場を盛り上げた。同協議会長の高橋秀明さん(67)は「今年は子どもたちが初めて司会を担当したり、会場を掃除したりと、児童色を前面に出した手作りのイベントとなった。大会は地元住民による、地元住民のためのものだが、地域の交流場として、さらに続けていければいい」と振り返った。