7カ国の留学生とゲームや給食交流 銚子三中生が日本文化紹介

一緒に給食を食べ談笑する中学生と留学生=銚子市の銚子三中

 銚子市立第三中学校で、同市にある千葉科学大の留学生との交流会が開かれ、生徒たちが日本の遊びや箸の使い方を紹介した他、一緒にゲームをしたり給食を食べ、親善を図った。

 同校を訪れたのは日本語や日本文化を学ぶネパールやパキスタン、中国など7カ国の留学生27人。学習カリキュラムの一環で、日本の教育現場に足を運び、中学生にとっては外国人とコミュニケーションを取る貴重な場になるため、数年前から1年生が交流している。

 1年生41人と留学生は3グループに分かれ、互いに日本語で自己紹介。生徒はイラストを使ったり授業で習った英語を交えながら、刺し身や豆腐など日本食を紹介したり、折り紙をプレゼントするなどした。「おっぺす」「青なじみ」などの銚子弁も教えた。

 男子生徒がけん玉で華麗な技を披露すると、留学生は驚きながら大きな拍手。箸で豆をつかみ皿から皿へ移すゲームでは、器用に箸を使いこなす留学生もいれば、指先が震えなかなか豆をつかめない留学生もおり、一緒にゲームすることで互いに笑顔が増えていった。

 生徒と留学生は「自分の国の料理で好きなものは何ですか」「行きたい外国はどこ?」などと互いに質問し合いながらコミュニケーションを図り、体育館で車座になってランチタイムを楽しんだ。