稲刈り通じて地元住民と交流 5年生児童が体験学習 茂原の五郷小

保全会メンバーの指導を受け、収穫した稲を束ねる児童=4日

 茂原市綱島の市立五郷小学校(灰野訓敏校長)で4日、5年生の児童が稲刈りを通じて地元住民と交流する体験学習が開かれた。

 同校では昨年から学校近くにある実習田で、稲作体験学習を実施している。食育を推進し、農業と環境保全への理解を深めようと開かれている。地元住民でつくる早野地域資源保全会(鶴岡明男会長)が協力しており、5月に田植えを行った。

 保全会のメンバーが、鎌の使い方や稲を束ねる作業を説明。子どもたちは立派に成長したコシヒカリを丁寧に刈り取り、天日干しする「おだがけ」にも挑戦した。吉野啓太君(10)は「稲刈りは初めての体験で、こんなに大きく育ってすごいと思った。カレーライスにして食べたいです」と話していた。