名産アサリやチーバくんも 貨幣のデザインに挑戦 木更津、金田小児童

記念貨幣のデザインに挑戦する児童たち=12日、木更津市立金田小

 地方自治法施行60周年の記念貨幣発行に合わせ、千葉県の千円銀貨の絵柄に採用された東京湾アクアラインに近い木更津市立金田小学校(竹内淑子校長、児童134人)で12日、「造幣局1日デザイン教室」が開かれた。5、6年生約40人が参加し、千葉県の記念貨幣のデザインに挑戦した。

 60周年の記念貨幣は2008年度から順次、各都道府県別に発行されており、県では本年度、東京湾アクアラインと菜の花をあしらった千円銀貨が製造された。

 同教室は、記念貨幣の発行に合わせて造幣局が各地で開催している。同小では、千葉県の記念貨幣をデザインした同局の松岡秀麿さん(53)が貨幣の作り方などを説明。その後、児童は記念貨幣の絵柄をデザインし、同市名産のアサリや千葉県の偉人・伊能忠敬などを描いた。

 東京湾アクアラインを背景に、落花生を持った千葉県のマスコットキャラクター「チーバくん」と菜の花を描いた6年の佐久間穂乃さん(11)は「有名だから入れようと思った」と真剣な表情で作業していた。