「大きく育ってね」 南白亀川にフナ放流 白子の白潟小

南白亀川にマブナの稚魚を放流する児童=白子町

 白子町八斗の町立白潟小学校(大場英昭校長)の3年生32人が、町内を流れる南白亀川にマブナの稚魚約1200匹を放流した。

 放流事業は南白亀川漁業協同組合が、護岸工事などの影響で魚が減少していることを受け毎年実施しており、町内3小学校の児童が交代で協力している。同組合では10月にもウナギの稚魚を放流した。

 放流は河口から約1キロ上流にある同町剃金の南白亀第1排水機場近くで行われ、児童たちは「大きく育ってね」と願いながら、フナの稚魚を放流していた。宇野隆太君(9)は「フナは元気があったので、そのまま大きくなってほしいです」と目を細めていた。

 同組合の長島均さん(67)は「子どもたちに南白亀川に関心を持ってもらい、川をきれいにしようと思ってもらいたい」と話していた。