高3「1票の重み」を実感 夏の参院選前に模擬投票 成田西陵高校

本物の選挙で使われる投票箱に投票用紙を入れる生徒=22日、成田市の県立成田西陵高体育館

 今夏の参院選から選挙権年齢が18歳以上に引き下げられるのを前に、成田市松崎の県立成田西陵高校(久門宏校長)で22日、「1票の重み」を学ぶ出前授業が行われた。3年生約160人が初めての選挙権行使に備えて模擬投票を行い、選挙や政治に対する関心を高めた。

 冒頭、市選管の職員が選挙の意義や投票までの流れなどについて説明。模擬投票は同高校選挙に3政党から立候補したとの想定で行われ、本物の選挙で使う記載台や投票箱などが用意された。

 生徒たちは、党首役の教師3人が行う政見放送で各党の架空公約を聞いた後、入場券と引き替えに受け取った投票用紙に記入。本番さながらの雰囲気の中、緊張しながら投票箱に1票を投じていた。

 卒業後は就職予定の楠岡翼君(18)は「自分たちが投票していいのかと戸惑う部分もある」としながらも「模擬投票を通じて1票の重みを感じた。参院選に向けてニュースなどを通じて世の中のことに関心を持ち、言葉だけでなく行動力のある人に投票したい」と話していた。

 同市選管の鶴田成孝委員長は、昨年4月の同市議選(投票率48・41%)では20代の投票率が25・46%と低迷したことを踏まえ「選挙は民主政治の根幹。特に若い世代に関心を持ってほしい」と呼び掛けた。