習志野市立第五中学校

所在地
習志野市藤崎2-3-16
交通
総武線津田沼駅、京成本線京成津田沼駅、新京成電鉄新津田沼駅下車、いずれも徒歩およそ10分。
ホームページ
http://www.nkc.city.narashino.chiba.jp/5chu/

スローガンは「文武両道」

 開校は昭和53年。習志野市が住宅都市として脚光を浴び、若い世帯が移り住んで生徒が増えていた頃でした。学校の所在地はJR津田沼駅や京成津田沼駅に近く、今こそ習志野市の中心地ですが、昔はあたり一面、田んぼでした。「五中」の文字を囲むように校章に描かれている稲穂に、その当時の様子がしのばれます。

 現在は1年生から3年生まで7クラスずつ、計714人の生徒が学園生活を送っています。授業では生徒の自己決定能力を引き出すことに重点が置かれ、先生と生徒の対話を通じて、自分の考えを表現できる生徒の育成が目指されています。

 生徒は皆、身を入れて授業に打ち込み、その雰囲気をたとえて、「習志野の学習院」と呼ぶ人もいます。全国学力・学習状況調査でも、いつも全国上位の成績を上げていて、教育関係者から注目されています。

 父兄もフットワークよく学校をバックアップ。プール清掃や花壇への花の植え付けなどに駆けつけてくれます。父兄ばかりでなく、地域の人々も登下校の生徒に声をかけるなど、ボランティアとして学校を支えてくれています。

 学校のスローガンは「文武両道」。勉強だけでなく、運動部の部活も盛んです。さほど広くないグラウンドを野球、サッカー、ソフトボール、陸上などの部が分け合って練習に励んでいますが、平成20年にバスケットボール部が全国大会で3位に輝くなど、競技会で各部が好成績を挙げています。

吹奏楽部、全国に轟く実力

 習志野五中の名を全国に知らしめているのが吹奏楽部です。全国の吹奏楽部員が出場を目指す全日本吹奏楽コンクールの常連で、しかも最高賞の金賞を数多く受賞しています。

 音楽による学校づくりに各クラスも取り組んでいます。朝の授業前、放課後の練習を重ねて秋には習志野文化ホールで成果を披露します。文化ホールでの発表会では1年生から3年生まで21クラスが息の合った合唱を競い、会場を埋めた観客らから大きな拍手が送られます。

 5月の運動会では生徒の情熱がほとばしります。生徒全員のマスゲームでは、四重の塔を完成させ、学校が一つになります。

 2年生が楽しみにしている行事にホワイトスクールがあります。冬季、山梨県へ宿泊旅行し、純白の自然を体験します。

 スキー実習で思う存分、歓声を上げた後、最後の晩には体育館に全員が集まり、キャンドルサービスを行います。火がついたローソクを持った各クラスの生徒が、「勇気」「希望」「友情」など、思い思いの言葉を全員で声に出して誓います。外は深々と降り続く雪。その中で行われるキャンドルサービスは青春の一ページとして、生徒の記憶に刻まれます。

目指すは日本一の運動会 生徒会長・藤本伸樹

 五中の良いところは、生徒が行事に対して一生懸命に取り組むことです。運動会では「日本一の運動会」を目指しました。その結果、赤白青それぞれの組がまとまり、さらに五中全体が一つになり大きな感動を得ることができました。

 生徒会が頑張っていることは二つあります。一つはいじめをゼロにすることです。全校生徒に対していじめに関する意識調査から始め、生徒会のできることを考え、様々な対策を立てていく予定です。もう一つは挨拶が自然にできる学校にすることです。自発的に挨拶ができる五中生は大勢いますが、まだまだ全員ではありません。生徒会から率先して爽やかな挨拶を心がけ挨拶運動等を通して「笑顔で挨拶」ができる五中にしたいです。

 また、九月には文化祭「稲穂祭」が行われます。生徒会も全力で取り組み、五中の絆がさらに強まるよう頑張りたいです。

校長の声

 高見俊雄校長 「五中ブランドをみんなで高めていこう。そのためには挑戦(チャレンジ)!」これは今年度の始業式で生徒に話した言葉です。開校以来37年間の学区小学校と本校諸先輩職員のご努力の積み重ねにより、現在の生徒の学力と学校行事・部活動の実績は保護者や地域の方に高い評価をいただいています。その実際の内容を更に高めるため、生徒に呼びかけた次第です。

 一方、職員も挑戦します。運動会のマスゲームや文化祭の学級発表という他校であまり行わなくなった行事も継続し、生徒の活力を維持向上させます。進路説明会を全保護者対象に変え、情報も随時提供できるようHPに進路コーナーを設けました。その他学校事故防止、いじめの撲滅、特別支援教育、職員の授業力アップ、小中連携など多分野で新しい方策を実践します。更なる高みを目指し、チャレンジし続ける習志野五中をどうぞよろしくお願いします。