私立千葉敬愛高等学校

所在地
千葉県四街道市四街道1522
交通
JR(総武本線・成田線)四街道駅下車徒歩7分。京成線臼井・志津駅よりバス25分。スクールバスが京成勝田台・ユーカリが丘方面から運行している。
ホームページ
http://www.keiai.ed.jp/

「敬天愛人」の心を大切に

 前身の関東中学校から数えて90周年を迎えます。学校の理念は「敬天愛人」。西郷隆盛が好んで揮毫した言葉で、やさしく言うと「人に優しく、自分に厳しく」ということです。

 「敬天愛人」の精神を持つ人間の育成、豊かな個性を持つ人間の育成、人生を切り拓ける自己教育力を持つ人間の育成など5つの教育目標のもと、現在は1354人の生徒が学園生活を送っています。

 充実した施設・設備が自慢です。平成15年度にアリーナが完成、創立80周年に合わせて平成18年度には新校舎が建設されました。5階建ての校舎の各階にはウッドデッキが設けられ、昼食時にはここで弁当を広げて、皆で昼ごはんを食べている生徒もたくさんいます。

 日替わり定食や丼、麺類を格安で提供する食堂も設置されています。200席が用意され、校内合宿をする生徒はここで食事をします。部活のミーティングや友達同士の勉強会に利用されるなど、いつも生徒がいるコミュニティスペースになっています。

 3階には作法室が設けられ、茶道部の生徒が表千家の先生の指導のもと、茶道を基本から学んでいます。ここで学んだ茶道の礼法をオーストラリアの姉妹校訪問の際に披露し、好評を博しました。

 「敬天愛人」の精神で、ボランティア活動に精出している生徒も大勢います。東日本大震災の際には生徒有志が夏休みに福島県川内村を訪れ、ボランティア活動や地域交流を行いました。

 自主制作映画の上映や演劇発表、食品販売など多彩な催しが行われる文化祭は一般に公開され、毎年、約3000人もの人が来場する地域の人気イベントになっています。

活発な部活動、全国強豪も

 部活動が活発なのも特色です。校内には40近いクラブ活動があり、在校生のおよそ80%が運動部・文化部・同好会で高校生活を楽しんでいます。

 全国に名を知られた部も多く、ソフトボール部は関東大会優勝9回、全国選抜大会優勝2回、インターハイ優勝2回、国体優勝3回の強豪です。

 バドミントン部はインターハイ・関東大会の常連で、合言葉は「熱血猛進」。最近、めきめきと力をつけてきた水球部の活躍も注目されています。関東大会や国体で活躍し、部活動と勉強の両立を目指しています。 スポーツの各分野で活躍しているOB、OGも多く、元WBA世界ライト級王者の小堀佑介さんもその一人。世界チャンピオンになった後、母校を訪問し、全校集会で在校生を励ましてくれました。

 ダンス部も全国レベルで活躍しています。総勢80人の部員が日々、練習に励み、高校生ダンスコンテスト夏優勝、日本高校ダンス部選手権新人戦東日本大会優勝など、輝かしい成績を上げています。下志津病院でダンス公演を行い、入院患者を励ますなどの活動も行っています。

 運動部ばかりでなく、文化部や音楽部も活躍しています。弁論部は全国高等学校総合文化祭に過去数多く出場し、日本一にも何度も輝いている千葉敬愛伝統の部活動の一つ。マーチングバンド部も近年、活躍が目覚しく、地域のお祭りなど校外のイベントに参加し、地域の人々と積極的に交流をしています。

刺激し合い互いに成長 生徒会長・菅井ひなの

 千葉敬愛高校は夢に向かい努力している生徒が多く、授業や部活に燃えています。向上心があり、周りと刺激し合うことでお互いに成長することができると思います。

 先生方も一人ひとり丁寧に見てくださり、手厚く指導してくださっています。また、挨拶運動などにも力を入れており、近所の方に「千葉敬愛生は礼儀正しくていいわね。挨拶もきちんとしているし」と言ってもらえた時、とても嬉しくなりました。

 私は千葉敬愛の生徒であることを誇りに思っています。

校長の声

 髙岡 正幸校長 千葉敬愛高校の生徒は一言で言うと、温和で前向きです。一学期の皆勤生徒が約6割に達します。国際感覚を養うために全員参加のシンガポール・マレーシア修学旅行を始め、希望者にはオーストラリア姉妹校交流(3月)に加えて、今年からカナダアルバータ州立大学への異文化研修(7月)を実施しました。学力向上のために毎年実施している館山勉強合宿(8月)にも今年は130人もの生徒が参加しました。全国トップレベルの部活動もいくつもあり、勉学に部活動に熱心に励んでいる楽しい高校です。