県立千葉西高等学校

所在地
千葉市美浜区磯辺3-30-3
交通
京葉線「検見川浜駅」から徒歩約15分。総武線「新検見川駅」から千葉海浜交通バス「検見川浜駅」経由、「海浜病院」行き「磯辺8丁目」下車徒歩3分、または、「稲毛ヨットハーバー」行き「千葉西高校」下車徒歩1分。
ホームページ
http://www.chiba-c.ed.jp/chibanishi-h/

海風受けて回る白い風車

 千葉西高等学校は東京湾に面した静かな住宅街の中にあります。昨年、創立30周年を迎え、10月に記念式典を開催しました。

 道路を隔てて向かいは海。風が強いですが、スカイツリーや、冬には富士山が美しく見えます。海側道路から見える白い風車が目印です。学校のシンボルになっている風車は創立20周年記念で作られたものですが、風が強い立地条件を生かして風力発電を行い、部室棟の照明や製氷器の電力として使われています。

 校門を入ると、植木や花などが整然と植えられ、卒業記念のさまざまなオブジェが並んでいます。

 2、3階の中央廊下は広々としていて、憩いの空間が設けられています。椅子と机が用意され、お弁当を食べたり、調べ物をしたり、打合せをしたりしている生徒の姿が見られます。また、階段や廊下には絵画・書・彫刻などたくさんの作品が展示され、校内を彩っています。

 教室は冷房が完備され、快適な学習環境が整えられています。校舎は生徒や職員によって、ワックス掛けや雑巾掛けが行われ、常に清潔感あふれる状態に保たれています。入学後実施したアンケート調査では89%の在校生や保護者が入学したことに満足していると答え、充実した高校生活を送っています。

 校訓は「飛翔」。伸び伸びとした学校生活を送りながら、自分の将来の目標に向かって大きく羽ばたいてほしいとの願いが込められています。

 部活動の参加率は84%と高率です。放送技術部は、全国高等学校総合文化祭とNHK全国放送コンテストに出場、愛鳥週間ポスターコンクールでは、全国で3位に入賞しました。

大学と連携、講義に参加

 将来の進路を生徒一人ひとりが真剣に考えて欲しいと、様々なバックアップがされています。近くの神田外語大学との高大連携もその一つです。大学生とともに大学の講義に参加(学校外の学修で単位認定)。将来の進路選択の機会にするとともに、学問の一端に触れ、学問に対する興味、関心を抱いてもらおうと実施されています。

 校内で定期的に進路講演会も開催されています。昨秋、創立30周年を記念して池上彰氏が「学び続ける力」と題して講演しました。これまでにロバートキャンベル氏(東京大学大学院教授)、山崎直子氏(元宇宙飛行士)、松平定知氏(NHKアナウンサー)、秋山仁氏(東海大学教育開発研究所次長)らが生徒を前に講演しました。

 朝の読書を実施して10年になります。朝読書を10分行うことで、落ち着いた状況で授業時間に移行でき、心にゆとりが生まれます。

 地域との連携にも力が入れられています。地域でのゴミ拾い奉仕作業などに積極的に参加するほか、陸上競技部が小学生の陸上記録会を指導。区民フェスティバルでは吹奏楽部が演奏を披露し、茶道部がお茶席を設けて、来場者のおもてなしをしています。

どんなことにも一生懸命 生徒会長・柾谷江美

 千葉西高校は、どんなことにも一生懸命に取り組める学校です。学習面では、月に1回行われる漢字、英単語テストによって普段から学習の意識を高めています。朝や放課後にも教室で残って勉強をしている生徒が多くいます。

 9月に行われる白帆祭文化の部では、クラスや部活動が演劇や飲食店などの発表に一丸となって取り組んでいます。

 千葉西高生は校訓の「飛翔」のように様々な場面で活躍できると思います。

校長の声

藤橋 毅校長 本校は、千葉市の西に位置し、東京湾に沈む夕日や美しい富士山はまさに絶景!「きれいな千葉西」という伝統と「明るく活力ある校風」で、白帆祭は大変盛り上がります。校訓【飛翔】に繋がる西高生の成長ぶりを楽しみに、学校・家庭・地域が一致協力【チーム千葉西】の一員として、31年目の新たな伝統づくりを始めています。皆様の応援をよろしくお願いします。