所在地 | |
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成田市玉造3-7 | |
交通 | |
JR成田駅・京成電鉄京成成田駅下車、西口より湯川車庫行きバスにて10分。「玉造中学校」または「戸崎公園」バス停下車、徒歩5分。 | ホームページ |
http://www.city.narita.chiba.jp/edu/jhs-tamatukuri/ |
「フキワタルくん」が誕生
成田ニュータウンに移り住む住民が増加し、学齢期の子どもも増えたことから昭和60年4月1日に開校しました。現在は学級数11、267人の生徒が勉強に励んでいます。
「当たり前のことが当たり前にできる」がスローガン。生徒一人ひとりが「積極的なあいさつ」「時間を守る」「友達を大切に」「身だしなみを整える」「目上の人に敬語を使う」を心がけています。
昨年11月3日に30周年記念式典が行われ、生徒会の企画で募集された「玉造中キャラクター」の発表がありました。全校生徒の投票で選ばれたのは、2年A組藤﨑心愛さん作の「フキワタルくん」です。
緑の葉を校庭に咲き誇るサクラの花びらで腰に止め、靴は玉造の地にちなんだ勾玉型、2本の腕輪をつけたさわやかな少年が「フキワタルくん」。これからもさまざまな場面で玉造中のキャラクターとして活躍予定です。
この日は第6期卒業生である三遊亭金朝師匠の落語公演が行われました。先輩の話術に引き込まれ、充実した時間を過ごすことができました。生徒の質問コーナーも用意され、金朝師匠はユーモアを交えて答えてくれました。
先輩の活躍に刺激を受けた生徒会副会長の横尾実咲さんは、「自分も金朝師匠のように夢を叶え、いつか先輩としてこの玉造中学校に戻ってきたい」とお礼の言葉を述べました。
玉造中学校の校歌「若き力の玉造」は児童劇作家の栗原一登さんが作詞、日本を代表する作曲家の一人である團伊玖磨さんが作曲しました。歌い出しは「吹き渡る風もさやけく、わが成田」です。毎日の清掃活動時のBGMでもあり、行事などで折に触れ歌われているので全校生徒に親しまれています。
ユネスコスクールに加盟
平成24年に千葉県の公立中学校としては第1号となるユネスコスクール加盟校として認定を受け、国際理解教育を推進しています。
毎年夏休みには成田市観光館で外国の方と一緒に日本の伝統的文化を体験し、英語を使ってのコミュニケーション活動を行っています。また、地域の方に向けた世界遺産の紹介や伝統文化説明会の案内役も務めています。
昨年12月には体育館でセルビアのブランコ・ツヴェトコビッチ舞踊団の公演が行われました。成田ユネスコ協会の尽力で実現したもので、セルビアの文化を広めるための「親善大使」として来日した舞踊団の演奏やパフォーマンスを見学した後、一緒にダンスを行いました。成田市フォークダンス協会の会員も輪に入って生徒とともに楽しみました。
続いて「成田エイサー美ら海会」によるエイサー踊りも観賞し、伝統の踊りに生徒たちは目を輝かせていました。
また、環境保全活動や福祉活動にも積極的に参加しており、「街角クリーン作戦」「敬老会」などで地域の方と交流を深めています。
このように、玉造中の生徒は世界の文化や日本の伝統芸能を肌で感じ、地域の人々と触れ合い、学校の中にとどまらない学習を続けています。
伝統を継承し、さらに飛躍 生徒会長・池田遥介
「当たり前のことが当たり前にできる」ことの素晴らしき伝統を未来へと継承し、さらに飛躍させていくことが、私たち在校生の大きな使命です。ここに玉造中学校の輝かしい未来の姿を掲げます。
一つ 一人ひとりが強い絆で結ばれた玉造中学校。
一つ 互いに磨き合い、力を高め合う玉造中学校。
一つ 心のこもった美しいハーモニーが響き渡る玉造中学校。
今この時を大切にし、一歩一歩、未来の玉造中学校に向けて歩んでいきます。
校長の声
品地敏明校長 本校は成田ニュータウンの北部に位置し、昭和60年4月近隣2校の中学校の分離校として開校し、今年度で30周年を迎えました。
当地「玉造」は、遠い上代の昔、古代の貴人たちが愛用した“勾玉・管玉”等の装身具を作っていた人々が住んでいたと伝えられる地です。
日頃より、「地域に愛される学校」を目指して学校づくりに励んでおりますが、地域・保護者の皆様の惜しみないご支援により、校舎の壁、自転車置き場の屋根、廊下等が美しく塗り替えられ、明るい環境の中で学ぶことができております。
開校30年を新たな飛躍の年とし、今後も地域とともに新しい玉造中学校の創造に向けて邁進してまいります。