柏日体高等学校

所在地
柏市戸張944
交通
JR常磐線・東武アーバンパークライン柏駅から徒歩20分。阪東バス柏駅東口4番乗り場から戸張行き「日体大柏高校入口」下車。
ホームページ
http://www.k-nittai.ed.jp/

新校舎完成、校名を変更へ

 創立55年を迎えた柏日体高等学校は、創立者の米本卯吉氏が抱いた教育理想の「健康」「信用」「努力」「孝行」を建学の精神として、1200人を超える生徒が心身の鍛錬に努めています。

 先月には待望の新校舎が完成し来月からの新学期から使用されます。これに伴って来年度、校名を日本体育大学柏高等学校に変更し、新しい制服も導入されることになっています。

 IT(情報通信技術)の環境を整えた新校舎はカタカナのロの字型で、校内は自然採光で明るく清潔感があります。全ての教室でWI-FI環境が完備されていて、生徒全員がタブレット端末を使用する学習がスタートします。

 生徒は「アドバンストコース」、「進学コース」「アスリートコース」(普通科)の3コースに分かれて学園生活を過ごしています。

 日頃の生徒たちの学習を支えているのが、個別学習支援センターです。校舎内に大手進学塾が運営する予備校を併設しているもので、県内初の試みとして導入されました。

 弱点や苦手分野が分かるように生徒一人ひとりのカルテが作成され、専門のチューターや教員が指導にあたります。平日は夜9時まで開いていて、土日祝日も利用ができます。

 これによって、勉強と部活動の両立が容易になるだけでなく、予備校に通学する時間を省くことができます。

 オリンピックのメダリスト輩出数世界一を誇る日本体育大学とは姉妹校にあたり、高大連携を含めた様々な形で互いの良さを引き出しています。

 それだけに、運動系を中心にした部活動の活躍は目を見張るものがあります。加入率は70%以上(アスリートコースは100%)で、生徒たちはそれぞれの分野で思いっきり自己表現をしています。

サイパンでダイビング実習

 柏日体高等学校では、コースごとに修学旅行先が選定されます。中でもアスリートコースの修学旅行である海洋実習はたいへん人気があります。

 アスリートコースは、世界を視野に活躍出来るトップアスリート、スポーツを通じて社会に貢献できる人材の養成が目指されており、その一環として、サイパンでの海洋実習が行われています。

 サイパンは日本から約3時間、時差はわずか1時間の美しい珊瑚礁の海、緑豊かな大自然に囲まれた島です。海は世界有数の透明度を誇っていて、海中には白砂が広がり、色彩の美しい熱帯魚がたくさん泳いでいるなど、驚くほど幻想的な世界が広がっています。

 生徒たちは多彩なダイビングポイントを楽しみながら国際ライセンスの取得を目指します。

 アドバンストコースでは、2013年度から「ハワイ大学で語学研修を実施しています。最大の目標は英語によるプレゼンテーションです。

 進学コースは、「アジア」をテーマにシンガポールとマレーシアの2カ国を思う存分に体験します。シンガポールでは現地大学生との班別行動、マレーシアでは現地の学校との学校交流などを行うなど、様々な異文化交流を行います。

勉強、部活動ともに全力 生徒会長・近藤 慶太郎

 柏日体高校は、爽やかな挨拶ができる生徒が多く、明るく雰囲気の良い学校です。一人ひとりが勉強に、部活動に全力で取り組んでいます。中でも、日体生のパワーが発揮されるのが体育祭と柏葉祭(文化祭)です。

 柏の葉陸上競技場で行われる体育祭では、応援団の力強い応援合戦やクラス対抗リレーが毎年白熱し、様々なドラマが生まれています。柏葉祭はクラスや文化部を中心に、自分らしさを表現し、多くのお客様を楽しませる行事となっています。

 今は、9月から始まる新校舎での授業が待ち遠しく感じています。