所在地 | |
---|---|
成田市名古屋247 | |
交通 | |
JR成田線「滑河駅」より徒歩30分、またはJR成田線「滑河駅」から成田市コミュニティバスで下総高校前下車。 | ホームページ |
http://cms2.chiba-c.ed.jp/shimofusa-h/ |
農、工、商の職業系専門高校
下総高等学校は村立小御門農学校として明治33年に開校以来、115年の歴史を重ねてきました。昭和31年からは県立下総農業高校として、約40年にわたって千葉県の農業を担う人材を輩出してきましたが、平成6年に校名を変更し、農・工・商の職業系専門高校として新たなスタートを切りました。
校訓は「至誠・自律・協同」。人間尊重の精神を堅持し、豊かな情操と優れた知性を持ち、心理と正義を愛し、勤労と責任を重んじ、健康で明るく実践力に富む自主性のある生徒の育成を目指しています。
成田市の北に位置する学校の敷地は、グラウンドや野球場を含めて東京ドームの約5倍もの広さがあります。歴史を感じさせる広い庭園や大きな樹木、広大な農場も広がっています。
生徒は生産技術科、航空車両整備科、情報ビジネス科の3科に分かれて勉学に励んでいます。
生産技術科は農業や農業関連産業のスペシャリスト育成を目指すコースで、生徒たちはさまざまな野菜や、果樹の栽培に挑戦しています。生徒が栽培しているそばは「しもっこそば」という名称で商標登録がされています。
航空車両整備科は、千葉県内の高等学校では唯一、自動車整備士の受験資格が取得できる学科です。自動車を教材として、他の工業高校の機械科、電気科、情報技術科などの学習内容を広く学習できることが特徴です。
情報ビジネス科では情報処理検定、簿記検定などの資格取得に力が入れられ、中には難関の1級を取得する生徒もいます。
学校の敷地内に「志耕寮」と名づけられた寮があります。生徒はだれでも入寮できますが、特に生産技術科の1年生は入学後、全員が半年間、この寮で過ごすよう定められています。
エコカー競技で全国制覇
自動車部は30年以上の歴史を持つ伝統ある部活動で、自作の自動車で燃費を競い合う全国大会に参加し、好成績を上げています。
エコカーの全国大会は毎年開催される「Hondaエコマイレッジチャレンジ全国大会」。中学生、高校生、大学・短大・高専・専門学校生、一般と市販車の各クラスに分かれ、空気抵抗を徹底的に減らした車体に、改良を加えたバイク用の50ccエンジンを搭載した自動車で燃費を競います。
燃費の計測方法はコースをきめられた回数走ったあと、残ったガソリンの分量を量り、ガソリンの消費量と走行距離から1リットル当たりの走行距離を算出します。
全国から200校近い高校生チームが参加するこの大会で、下総高校自動車部チームは平成23年と24年、連覇を果たしました。23年の記録は1リットル当たり2067・621キロメートル。大学生チームの優勝チームを上回るすばらしい記録でした。
今年の全国大会は、9月19日・20日に開催されます。前哨戦のもてぎ大会で優勝した余勢をかって、V奪還を目指し最終調整に励んでいます。
特色ある3つの学科 生徒会長・椎名絢哉
スパークプラグの点火、エンジンを組み立て、トランスミッションやブレーキをばらして、実際に車も運転し馬力測定をする。そんな実習を繰り返し、国家資格の自動車三級整備士を取得するのが、私の学ぶ航空車両整備科です。
他にも江戸野菜やトウモロコシをつくる生産技術科、コンピュータや簿記を学ぶ情報ビジネス科、下総高校にはこのような3つの特色ある学科があります。
進路ついては、進路ガイダンスなどの様々な行事があります。また進路の先生や担任の先生が親身に相談にのってくれます。そのお陰で、進路決定率は100%だそうです。
その他、校外学習やスポーツ大会など楽しい学校行事があります。中でも、11月の文化祭は、自動車部のエコカー展示やパン、ジャムの販売など、見所いっぱいです。どうぞお越しください。