佐倉市立佐倉東中学校

所在地
佐倉市高岡423-1
交通
JR佐倉駅北口から徒歩約21分。佐倉駅から白銀ニュータウン行きちばグリーンバスで佐倉東中学校停留所下車、徒歩3分。
ホームページ
http://www.school.city.sakura.chiba.jp/sakurahigashi-jh/

生徒の爽やかな挨拶が自慢

 昭和62年4月に佐倉中学校から分離開校し、本年度29年目を迎えました。現在、11学級、306人の生徒が学園生活を楽しんでいます。校門からちょっとモダンな校舎まで100メートル近く、生徒は桜並木の連なる桜坂を下って登校します。

 佐倉市には印旛沼などの恵まれた自然と古代からの歴史、城下町として培われた文武両面にわたる文化があります。佐倉東中学校は城下町佐倉の中心、城下町の風情が数多く残されている佐倉地区にあり、近くには国重要文化財・名勝「旧堀田邸」(さくら庭園)や佐倉順天堂記念館などの史跡があります。

 「心豊かで、生きる力をそなえた生徒の育成」が学校の教育目標で、生徒は学業に、運動に生き生きと取り組んでいます。誰もが気持ちよくなるほど礼儀の正しい挨拶が自慢の学校です。そして、丁寧に力を込めて隅々まで清掃ができることも自慢の一つです。

 「いじめ撲滅宣言【させない・しない・みのがさない】」は、それぞれの先頭の一語を連ねて「さしみ宣言」と呼ばれ、全生徒がこの趣旨に賛同して主体的に取り組んでいます。

 明るく素直で、学校行事などにも意欲的に取り組むことができる生徒は「プルタブ回収」による福祉活動にも力を入れています。回収したプルタブをもとに車椅子を購入し、福祉施設などへ寄贈しています。これまでに7台寄贈できました。

 創立30周年を迎える来年、記念式典を実施します。保護者や地域の人々、OB・OGらの協力を得ながら盛大に挙行する予定です。

 部活動も盛んです。夏の総合体育大会では、陸上競技部・サッカー部・バドミントン部が県大会に出場するなど好成績を収めました。特に、陸上競技部の宮﨑諒也くんは、『幅跳び』で県大会優勝・関東大会優勝・全国大会出場と大活躍でした。スポーツ・芸術にも一生懸命になれる佐倉東中学校です。

力合わせ憩いの空間づくり

 学校敷地内にこんもりとした広大な丘があります。その広さは、野球場とテニスコート一面分、起伏差は13メートルもあります。

 この学校林を舞台に、野草観察会「佐倉の植物について」の学習が行われました。これからは竹林・雑木林の間伐作業体験や木片チップを使った遊歩道などの整備、シイタケ栽培体験が予定されています。

 これまでは整備の行き届かない竹林・雑木林でしたが、学校・地域・保護者らが協力して雑木林の間伐などを行い、子どもたちのアイデア、発想を生かしながら緑地公園のような憩いの空間を作っていくことになりました。

 5年間計画で、将来は音楽祭やバーベキュー大会なども開催できる地域と学校の交流会場にされる予定です。作業は毎月2回、週末に行われ、今はメインストリートの整備が進んで、明るい空間が姿を現しています。

 造成作業を通じて地域の方とのコミュニケーションが深まっています。やがて、学校と地域の方々が永く交流できる地域コミュニティの場が完成します。

一人ひとりが伝統を大切に 生徒会長・今野湧心

 佐倉東中学校は多くの伝統があり、生徒一人ひとりがその伝統を大切にしています。また、挨拶や学校行事を通して地域の方との関わりを持ち、部活動や行事などで沢山の応援を頂いています。伝統の一つに「さしみ宣言」というものがあります。これはいじめを「させない・しない・見逃さない」をモットーとしたいじめを無くすためのものです。このような佐倉東中の伝統を大切にし、活気のあるよりよい学校を目指していこうと思います。

校長の声

 木村信嘉校長 開校当時より本校は「人権教育」に熱心に取り組んでいます。生徒は年間を通して人権について考え学習します。12月の人権週間に合わせて作文や標語に全校で取り組み、人権集会で披露します。本校の校歌は、佐倉市が推進する「好学進取」の気概に満ちあふれた校歌です。口ずさむたびに、聞くたびに勇気が湧いてきます。29年を経た今、子どもたちが堂々と誇り高く歌うさまは、我々教職員の心を揺さぶります。ぜひ一度本校へお立ち寄りください。