千葉明徳高等学校

所在地
千葉市中央区南生実町1412
交通
京成電鉄「学園前」駅下車すぐ。JR外房線「鎌取駅」南口より小湊バス「千葉駅行き」「蘇我駅行き」で「北生実(きたおゆみ)」下車。JR内房線・京葉線「蘇我駅」東口より小湊バス「明徳学園行き」終点下車。
ホームページ
http://chibameitoku.ac.jp/junior/

「行動する哲人」の育成目標

 「人間だれしもが生まれながらにして持っている優れた人間性を引き出し、明らかにすること」という意味の中国古典の一文「明明徳於天下者先致其知」が校名の由来です。

 学校は京成千原線・学園前駅の目の前にあり、駅名の通り、改札を出るとすぐに千葉明徳学園の敷地内です。校舎へと続く緩やかなカーブの坂道では、春には名所にも引けを取らないほどの美しいサクラが咲き誇ります。

 自己を主張する能力や判断力を養って、「行動する哲人」の育成を目標にしています。「特別進学コース」、「進学コース」、全員が運動系部活動に所属する「アスリート進学コース」、そして6カ年教育の「中高一貫コース」の4コースがあり、生徒は一人ひとりに合った学校生活を送っています。

 今年度からすべての生徒が取り組んでいるのが「朝学習」です。毎日、始業前に行なわれる朝学習では、主要教科の小テストなどを実施し、理解が不足している部分を放課後の講座で復習します。

 アメリカのコネチカット州にある姉妹校との短期交換留学や、国内における留学体験プログラムなど、英語の実践力を養う機会も豊富にあります。

 修学旅行は特別進学コースがオーストラリアで語学研修を行い、ホームステイに参加します。進学コース・アスリート進学コースは、シンガポール・マレーシアへの研修旅行を通して海外の高校生や生きた英語に触れるなど、どのコースの生徒も世界への「見識」を広げています。

 校内にはテイクアウトもできる学食があり、生徒たちの要望を反映させたメニューを提供しています。とろとろのオムライスが人気です。

躍動、チアリーディング部

 文武両道を目指す明徳高校では、全国大会出場を目指す野球部や男女サッカー部、剣道部や柔道部などの活動も盛んです。

 緑豊かで広大なキャンパスには、天然芝の野球場や人工芝のサッカー・ラグビー場をはじめとした各競技のコートが整備されています。他にも、武道場も併設され、6つの部活動が同時に練習できるほどの広さの体育館など設備が充実。放課後になると毎日、部活動に一生懸命取り組む生徒たちの元気な声があふれています。

 全国に名が知れ渡っているのがチアリーディング部「HOPPERS」です。躍動感あふれる華麗な演技を披露し、今年も関東大会準優勝や日本選手権大会2年連続3位など、輝かしい実績を誇ります。目標は日本選手権優勝です。

 「HOPPERS」は大会ばかりでなく、さまざまな行事で活躍します。県内小中学校行事や福祉施設、地元のイベントなどで息が合った演技を披露します。8月には千葉市のQVCマリン球場で行われた千葉ロッテ対近鉄バッファローズ戦にイベントゲストとして出演し、球場を盛り上げました。

文武両道、活気あふれる 生徒会長・野澤幸叶

 千葉明徳高校は、生徒の多くが部活動または同好会に参加しており、活気あふれる学校です。

 毎日、朝練習や放課後練習を欠かさない部活動もあり、部員は皆、文武両道をしています。勉強も部活動も全力を注ぐからこそ、生徒は切磋琢磨して入学当初より大きく成長することができます。

 校内では、すれ違う先生方や友人への挨拶が聞こえてきます。挨拶は気持ちが良いですし、学校の雰囲気が明るくなります。

 私たちの高校は、制服やコース改編など、大きく変化をしている学校でもありますが、校内の雰囲気や人とのつながりなど、変わらずにあるものも大切にしています。

校長の声

 園部茂校長 昨年の体育祭、すべてのプログラムが終了したとき、四色の応援団長が私のもとにやってきて「私たちに5分だけ時間を下さい」と!。見る見るうちにグラウンドには全校生徒の円陣ができました。

 すると、全校生徒が肩を組み、大声で校歌を歌い出しました。そこには、学校全体が大きく変わろうとする息吹を感じました。

 千葉明徳が目指す人間像、それは「行動する哲人」です。3年間の学びの中で、知と心をともに磨き育むことが、「行動する哲人」への確かな土台を作ります。