横芝敬愛高等学校

所在地
山武郡横芝光町栗山4508
交通
総武本線「横芝駅」からスクールバスで約5分。町営バス「循環よこしば号大総・栗山循環」または千葉交通バス「蓮沼循環(丘まわり)」で栗山平和公園下車、徒歩2分。
ホームページ
http://www.yokoshibakeiai.com/

安全教育でバイク通学許可

 大正10年4月に故長戸路政司氏が、「敬天愛人」を教育理念として八日市場女学校を設立したのが端緒です。昭和46年3月に男子部が現在の土地に移転、50年には横芝敬愛高等学校として独立し、平成13年に男女共学になりました。

 松林に囲まれた約6万4000平方メートルもの広大な敷地に建つ校舎は冷暖房完備、防犯カメラやウォシュレットトイレが備えられ、朝食から利用できる食堂もあって、297人の生徒が勉強や部活動に打ち込んでいます。

 福祉コースや公務員コースなど2年生から選択できるさまざまなコースが用意されていて、将来の進路希望に沿った勉強をすることができます。選択履修できる科目もバラエティに富んでおり、「公務員講座」、「介護福祉基礎」などのほか、「ヒップホップダンス」などのユニークな科目もあります。

 普通科の高校ですが、希望する進路が実現できるようにと、3年間を通して「ガス溶接」「アーク溶接」「高所作業車」「フォークリフト」「小型建設車輌機械」「移動式クレーン、玉掛け」の6つの工業系資格を取得でき、福祉コースでは、「福祉」の講座を10単位取得することで「介護職員初任者研修」の修了資格が取れます。

 バイクの免許取得を禁止する高校が多い中、横芝敬愛高校では中型バイクの免許取得だけでなく、400CC以下のバイクでの通学や自宅での乗用もできるように校則が改められました。

 禁止する教育から脱却しようという試みで、その代わり、徹底した安全教育が行われます。免許取得者は提携先の近隣の自動車教習所で教官から直接、安全実技の指導を受けます。

 町の美化にも生徒が一役買っています。一年を通して全校生徒が町の公園の美化作業を行っていて、住民から感謝されています。

校庭に専用ダートコース

 校訓として「文武両道」が掲げられ、部活動が活発です。毎週水曜日は「思いっきり部活の日」で、午前中4時間の授業後、午後3時間、全員が部活動に打ち込みます。2つの部を掛け持ちする生徒もいて、部活動の加入率は113%です。

 注目されるのが自動車業界で活躍できる人材を育成しようと、今年創設された自動車部です。成田市にある日本自動車大学校(NATS)と教育提携を締結。女子を含む16人の部員はNATSからの講師の指導で、自動車部品の分解組み立てを通して工具の使い方を習得中です。

 校内にバギーやバイクが走行できる専用ダートコースも完成しました。NATSの設計によるもので、部員はこのコースで思う存分走り回る日を目指して専門家のアドバイスを受け、バイクの乗用訓練を重ねています。

 自動車部が活動する実習棟の部屋にはレーシングカー2台とエンジンなどが展示され、部員のシンボルになっています。

 今年4月からボラン ティア部も活動を開始しました。発足してまだ日が浅いのですが、横芝光町と連携して地域の美化に励んでいます。また、大学進学のために、学力の充実を目指す進学研究部も創設されました。

笑顔あふれる明るい学校 生徒会長・藤ヶ崎誠人

 私たちの通う横芝敬愛高等学校は、笑顔のあふれる明るい学校です。

 基礎学力や挨拶などの礼儀もしっかりと教えてくれ、芯の通った真っ直ぐな生徒を育んでくれています。進路指導にも力が入れられ、高校卒業後の姿を親身になって考えてくれています。

 部活動にも力が入れられ、毎週水曜日は「部活動の日」として、午後の時間は全員が部活動に励んでいます。

 夏の野球全校応援では、私も横芝敬愛高等学校の一員として応援団員になり、生徒一人ひとりが輝けるように、応援活動に全力を注いでいます。

 また、地域に支えられている学校として、横芝光町の関係行事には積極的に運営の手伝いをさせていただいています。