県立船橋法典高等学校

所在地
船橋市藤原4-1-1
交通
JR船橋法典駅下車、徒歩20分。東武アーバンパークライン馬込沢駅下車、徒歩20分。JR西船橋駅・船橋法典駅・東武アーバンパークライン馬込沢駅からバスに乗り、「大塚ガラス」下車、徒歩5分。
ホームページ
http://www.chiba-c.ed.jp/f-houden-h/

息を飲む校舎からの眺望

 「法典の森」に囲まれた自然豊かな船橋市藤原の地に、昭和56年に開校し、今年創立35年目を迎えました。校舎からはスカイツリーや都心のビル群、丹沢や秩父の山々をも望むことができます。また晩秋の夕日に映える富士や雪をいただくその麗姿は、思わず息を飲むほどです。

 抜群の自然環境に加え、今夏、耐震工事を終えて来夏から教室に冷房が完備され、さらに安全かつ充実した学習環境が整います。

 教育方針は「学修」「創造」「躍伸」で、修めた学問をもって自らを創造し、さらにその力を躍動伸展させ、未来にはばたく人材の育成が目指されています。

 スキルアップのために漢字や数学、英語などの検定試験にも全校で取り組まれています。

 様々な体験活動を通して、人や環境との関わりを学びます。1年生は田植え体験を行います。2年生は山中湖畔の清掃ボランティアや保育実習、介護実習とプログラムが目白押し。進学や就職を控える3年生のために進路関係の講演やマナー・敬語・面接の実習が用意されています。

 地域との交流も大切にされています。全校生徒による通学路の清掃が行われているほか、部活動の生徒が「マナーアップ隊」を編成、朝の通学時間帯に通学路に出て、警察と連携して通学マナーの向上や交通安全を呼びかける活動を行っています

 部活動にも多くの生徒が参加し、近年、県大会に出場する部が増えました。男子バスケットボール部、バドミントン部、卓球部は秋の新人戦で県大会に進出し、女子サッカー部は一部リーグに昇格する活躍を見せました。なかでも陸上部は10人の選手が秋の関東大会に出場しました。野球大会では、生徒たちはマスコットキャラクターの絵が描かれた団扇を持って応援します。

熱戦、百人一首かるた大会

 ショートホームルーム後の10分間、「朝自習」の時間が設けられていて、読書や授業の予習、復習の時間に充てられています。

 春と秋の2回、読書週間があります。朝自習の時間にそれぞれが選んだ本を読み、文学の世界に浸り、活字に触れます。また、受検する検定に備えたり、全校百人一首かるた大会の対策に打ち込む生徒の姿も見られます。百人一首かるた大会は全校生徒が3人一組になって3回戦を戦います。個人ごとの取り札数を記録・集計し、上位のチーム及びクラスを表彰します。220チームが一堂に会しての大会で、真剣かつ熱気あふれる試合が繰り広げられます。

 文化祭では、学年ごとにテーマを決めて発表します。学年の文化祭実行委員が自主的に企画から制作発表までを行います。

 近年は環境を意識して、廃材を利用した装飾に力が入れられています。平成25年度は、新聞の折り込みちらしを利用して、渡り廊下に森をイメージした装飾をしました。昨年度は、ペットボトルのキャップを埋め込んでつくった畳2枚分の大きさのアートを10枚制作しました。今年度は新聞紙を利用して石垣を制作し、校舎4階の廊下に沖縄のグスク(城)を再現しました。

2匹のタヌキがマスコット 生徒会長・仲野詩央

 船橋法典高校のある「法典の森」にはたくさんの動物が棲息しています。本校の文化祭や学校説明会などで活躍しているマスコットキャラクターの「ほうちゃん」と「でんくん」は、森に棲んでいるタヌキをイメージして卒業生がデザインしました。

 生徒会行事は生徒会役員と各委員会が中心となって運営します。文化祭や体育祭も熱い行事ですが、特筆すべきは文化委員会が主催する全校百人一首かるた大会です。220チームが一堂に会して行われるこの大会は、静寂の中に闘志がたぎる冬の風物詩となっています。