富里市立富里中学校

所在地
富里市七栄652―226
交通
京成成田駅東口発両国行きバスで約30分、「富里中学校前」下車。富里IC・酒々井ICから車で約10分。
ホームページ
http://ptc6.jrscomware.com/tomisato-jhs/default.asp

開拓者精神でたくましく

 明治22年、13の村が集まり、「十三の里(とみのさと)」、そこから富里村が誕生しました。現在は、東京都心へ出向くよりも、世界へ出向く国際空港へ行く方が早い、人口5万人の富里市です。

 富里市といえば「すいか・スイカ・西瓜」です。毎年6月のこの時期に本校をメイン会場に「スイカロードレース」が行われています。1万3千人もの参加者が集まり、給水所にはカットスイカが配置され、走りながらスイカを食べて水分補給をするという楽しい大会です。

 このような街の中で、富里中学校は市や地域活動の拠点として様々な取り組みが展開されています。

 創立70周年を昨年迎えて富里中学校の学級数は現在24学級、698人の生徒たちが学んでいます。開拓地富里の精神を受け継ぎ、「自ら学び、豊かな心を持ち、たくましく生きる生徒」を学校教育目標に掲げています。

 高い志を立て、親孝行のできる生徒の育成も目指しています。親を大切にする人は仲間や後輩を大切にでき、先輩方からもかわいがられるからです。

 部活動も盛んで加入率は93%と、生徒の関心と意欲は大変高いものがあります。県大会へほとんどの運動部が出場し、陸上部・柔道部・女子ソフトテニス部は関東大会へ出場、陸上部は昨年度、全国大会に出場を果たすなど目覚ましい成績を残しています。

 文化部も負けていません。吹奏楽部が県コンクール金賞の常連校になるなど、さまざまな部が活発に活動しています。

調理実習で地産地消学ぶ

家庭科の授業で食育ボランティアによる調理実習が行われています。食や農林水産に関する知識や経験を伝えるために富里市に登録している食育ボランティアが講師となり、2年生に調理の基本を教えます。

 鰹節などを使った一番だし・二番だしの取り方など、専門的な講習もあり、生徒たちは興味津々。自然農法で栽培された野菜の食べ比べなどをして、地産地消への理解も深めています。 

 富里中学校は4つの小学校区から成り立っていますが、今年度から、小中連携活動として中学生が各小学校へ、また、小学生が中学校へ学校行事などの手伝いに行く活動を行っています。

 先月27日には富里第一小学校と七栄小学校で開催された運動会に富里中生徒計15人が出向きました。開会式で全校児童に紹介された生徒たちは用具係などそれぞれの役割を十分に果たしました。

 3年生にとって最後となる「総合体育大会」の前に、全校を挙げて応援する部活動壮行会を生徒会行事として実施しています。今まで頑張ってきた部活動の集大成が悔いなく行えるようにとエールを送ります。

日本一のあいさつ目指す 生徒会長・石井達也

 私たちの富里中学校は、とても明るく、活気のある学校です。

 昨年度に創立70周年を迎えた伝統のある学校でもあります。さらに生徒会行事も学校行事も全力で取り組み、素晴らしいものとなります。

 富里中学校の良いところは「あいさつ」です。生徒総会や定例の委員会の代表が集まって話し合う全校専門委員会などでも、目標、反省とどちらもあいさつについての内容が多いです。先日の生徒総会で「日本一のあいさつを目指そう」という内容が承認されました。ですので、今後は「日本一のあいさつ」を頑張っていきたいです。

 このほかにも富里中の良いところはたくさんあります。これからも良いところを保ちつつ、笑顔あふれる富里中学校を築きあげていきたいと思います。

校長の声

校長の声 相京貢校長 4月当初に教職員及び生徒に話したことは、「高い志を立てること」と「親孝行ができること」です。メジャーリーグで活躍しているイチロー選手は昔から高い志を立てて、それを次々と達成しています。私が目指しているのは一流です。教員という仕事もしかり、その道において一流を目指すことが大切だと思います。ですから、授業でも部活動でも最高のものを見せて、そして触れさせて、体験させることが重要です。

 もう1つ、親孝行のできる生徒になってほしい、ということです。世の中で活躍している人は大概、親孝行を基本として頑張っています。親を大事にする人は周りからも信頼されます。手伝いをしたり、時にはプレゼントするなど、直接できる親孝行だけでなく、親の目が届かないところでも勉強や部活に頑張り、地域の人に愛されればそれも親としては大変うれしいことです。それを目指して日々先生方と精進して参ります。