秀明大学学校教師学部附属秀明八千代中学校

所在地
八千代市桑橋803
交通
東葉高速鉄道八千代緑が丘駅で下車し船尾車庫・木下駅・千葉ニュータウン中央駅・睦小学校行きバスで約7分。JP総武線津田沼駅北口から船尾車庫・木下駅行きバスで約25分。
ホームページ
https://www.shumeiyachiyo.ed.jp/jhs

誓いの言葉納めた秀明の塔

 秀明大学学校教師学部附属秀明八千代中学校は、埼玉県川越市にある秀明中学・高等学校(全寮制による中高一貫教育)の姉妹校として、1981年4月に開校、秀明大学学校教師学部附属となって今年3年目を迎えました。

 校歌に「光る風、八千代の杜の」とあるように、八千代市の緑豊かな自然環境の中にあります。県道から正門までの道にはたくさんの桜の木があり、春には見事な花を咲かせ、来校者の目を楽しませています。

 正門を抜けると、正面には学校のシンボルである「秀明の塔」が校舎全体を見渡すかのように凛とそびえています。この塔には、毎年新入生が将来の夢や目標を記した「誓いの言葉」を納めており、「初心を忘れず」という気持ちを象徴した塔です。

 校舎は体育館、スポーツセンターを含めて冷暖房が完備され、オールシーズンにわたって快適な学習環境を提供しています。昼食は完全給食制です。

 新しい時代に対応する教育が求められる中、生徒に「学ぶ楽しさ」「知るよろこび」を実感させ、未来を強く、たくましく生きる力を育てます。

 体験型学習や複数の教科を織り交ぜたリンク学習を柱に、秀明大学での特別授業や学校教師学部の学生の学習支援を受け、日々積極的に活動しています。

 秀明大学での特別授業では、1年生が西村治准教授から「数独パズル」で論理的思考を、2年生が兼坂祐子講師から、探偵小説の読み聞かせで、登場人物の描写に隠された意図や結末の意外性の面白さを実感。3年生は磯部裕幸准教授から、チョコレートの原料・カカオ豆をめぐる歴史から、先進国と途上国の格差の実態や、フェアトレードなどの格差改善への取り組みについて学びました。

世界遺産の街で英語研修

 学園専属のイギリス人教員8人による少人数制の英会話レッスンなど、高校と同じく英語教育に特に力が入れられています。

 2年生は2週間のイギリス英語研修に出かけます。研修が行われるのは、世界遺産のカンタベリー大聖堂があるイギリス南東部ケント州カンタベリーで、少し足を延ばせば、晴れた日にはドーバー海峡から遠くフランスを望むこともできます。

 そこで、寮生活とホームステイを日程の半分ずつ体験します。研修施設は、学園が保有する専用の施設でとても魅力的な建物です。

 このほかにも季節ごとに盛りだくさんの行事があり、中学校生活の良い思い出になっています。1学期に体育大会と遠足が行われます。2学期には、文化発表会と強歩大会があります。

 文化発表会で行われる合唱コンクールは各学年とも力を入れ、その日を目指して練習に励みます。強歩大会では、手賀沼の周囲約7キロメートルをグループごとに自分たちのペースで楽しく歩きます。

 3年生は3学期に、劇団四季によるミュージカルを鑑賞します。学年末には、中学校の球技大会が行われ、クラスの絆を一層強くします。

体験と挑戦ができる学校 生徒会長・山﨑朱花

 私たちの学校では、イギリス英語研修を始めたくさんの行事が行われています。それらの行事を通して、さまざまな体験ができ、色々なことに挑戦できる秀明が私はとても好きです。

 生活委員を中心に、朝の挨拶運動や身だしなみを正すことを呼びかけています。挨拶の良さは秀明のよき伝統の一つであり、これからも守り続けていきたいです。

 私たちは、より良い秀明八千代中学校を目指して、定期的に中央委員会と各委員会を開き、学校目標を決めます。それをもとにクラス目標を決め、実際の行動に移していくよう努めています。このことを継続して、みんなで協力し、より良い学校を作っていきたいと思います。

校長の声

富谷利光校長 生徒たちは、「大きな目標」と「小さな目標」を持って学校生活を送っています。大きな目標は、将来の夢です。小さな目標は、そのために各学年でなすべきことです。

 特に、各種検定試験が生徒たちのはっきりとした目標になっています。英語検定と漢字検定は年3回全員が受検し、数学検定とパソコン検定に希望者が挑戦しています。さらに、大学入試に記述式問題が今後導入されることを見据えて、今年度から文章検定を年1回全員が受検することとしました。

 授業は到達度別に少人数で行い、定期考査の前に検定テストという確認テストを行って、スモールステップで無理なく学力を高めています。

 本校の教員は生徒一人ひとりに対してよく面倒をみており、加えて、教師志望の秀明大学インターン生が学習や行事のサポートを常に行っていますので、生徒たちは一つひとつ目標の階段を昇ることで、達成感を持って前へ前へと進んでいます。