松戸市立松戸高等学校

所在地
松戸市紙敷2―7―5
交通
JR武蔵野線・北総線東松戸駅から徒歩13分。新京成線五香駅から紙敷車庫行きのバスで市立高校下車。
ホームページ
http://www.matsudo.ed.jp/ichimatsu-h/

国際交流プログラム充実

 市立松戸高校は、昭和50年4月の開校以来、今年で創立43年を迎える市立高校で、「市松(いちまつ)」の愛称で親しまれています。

 県内有数の広大なキャンパスには一周350メートルのトラック、野球場、テニスコート、弓道場などがあり、体育の授業や部活動に使用されています。キャンパスの一角には、茶室「桂風閣」がたたずんでいます。

 校訓は心身練磨 勤勉誠実 礼接遵法 友愛奉仕。保護者や教職員、地域の方々らによる「チームいちまつ」が結成され、生徒のスクールライフをサポートしています。

 また、「市松キャンバス」と名付けられた、きめ細かい進路指導体制が整えられています大学進学へ向けての学習部の創設や松戸市からの補助による予備校講座など、早い時期から自分の人生設計が立てられるように多彩な取り組みがなされています。

 平成11年に、国際的な視野を持ち、人間と文化について自ら学び、考える力を育てる専門学科として国際人文科が設置されました。1クラス13~14人の少人数指導による充実した英語教育などで、これからの社会でもっとも求められる幅広いコミュニケーション能力とグローバル社会に対応できる力を養います。

 国際人文科生徒は一年生がマレーシア、二年生がアメリカで研修をし、三年生は希望者がオーストラリアで国際交流体験をします。また、海外ボランティア経験者による講演会や松戸市在住の外国人を招いての異文化理解講座が開催され、見聞を広げます。

 開校以来、多彩な卒業生を送り出しています。俳優の阿部サダオさん、芸人のラッシャー板前さん、プロサッカー選手の清水健太さんも市松の卒業生です。

部活動と地域貢献に励む

 市立松戸高校を語るうえで欠かせないのが部活動です。部活動の加入率を高めることが学校の重点として掲げられていて、部活動専門の講師が配置され、専門的な指導が行われています。施設も充実、専用バスやウェイトトレーニング場、合宿所、ナイター設備が完備しているため、最適な環境で自身の能力を最大限に引き伸ばすことができます。

 そのかいあって弓道部が今年の高校総体千葉県予選で見事優勝し、全国大会に進出しました。また、男子バレーボール部は関東大会千葉県予選で3位となり、関東大会本選への進出を果たしました。さらにサッカー、剣道、陸上、卓球などが全国大会、あるいは関東大会レベルです。この他にも様々な部活動が活躍しており、お互いに切磋琢磨して力をつけています。

 部活動で成績を残すだけではなく、地域への貢献も行っています。部活動に励む生徒がそれぞれ、近隣の清掃活動や中学校への訪問交流などを行う「+1(プラスワン)プロジェクト」を通して、より多くの人に市立松戸高校を知ってもらい、応援してもらえるように努力しています。

笑顔があふれる市松生徒

 我が校には多くの「部・同好会」があり、精力的に活動しています。その中でも、男子バレーボール部・陸上部・弓道部・ホームプロジェクト部・合唱部・吹奏楽部等が関東大会や全国大会に進出する快挙を達成するなどなど、多くの団体が良い結果を残そうと努力を重ねており、学校全体が盛り上がりをみせています。

 「市松生は笑顔であれている」と先生方や本校に訪れた方は口をそろえて言ってくださいます。それは、私たち一人ひとりが日々の学校生活を全力で楽しみ、とても充実したものになっているからだと思います。

校長の声

加藤俊文校長 卒業式では、「競争を怖がらず、むしろリスクを楽しみ、あえて厳しい環境に身を置くことを大事にせよ」と激励の言葉を贈りました。そして入学式では、「例え、想定外の理不尽が君たちの行く手に立ちはだかっても、したたかにそして颯爽と生きていくために「段取る力」を身につけ卒業することを願う」と声をかけました。

 これは、急速な変化を伴い将来予測が困難な社会状況の中であっても、“自立した18歳”に成長させ、生涯を通して逞しく生き抜くための力をつけて卒業させるとの私なりの決意の表明であり、「チームいちまつ」の目標でもあります。

 今「チームいちまつ」は、この目標の達成を目指しながら、生徒と教員そして保護者が前を向いて明るく颯爽と生活する学校づくりを進めています。