館山市立房南中学校

所在地
館山市佐野2070
交通
JR内房線館山駅下車、JRバスの安房白浜行バスで安房佐野停留所下車、徒歩3分
ホームページ
https://bounanjhs.jimdo.com/

「小中一貫」新たなスタート

 館山市立房南中学校は、昭和22年に開校した創立72年目を迎える学校です。
 
 昨年度、敷地内に館山市立房南小学校(神戸小学校と富崎小学校の統合校)が開校し、「小中一貫校房南学園」として新たなスタートを切りました。房南学園は、同じ敷地内にある小学校と中学校を併せて総称した「施設一体型」の「小中一貫型小学校・中学校」であり、学校設置条例上は独立した小学校と中学校として設置されています。
 
 そのため、小中学校それぞれに校長が配置され、それぞれの教育課程により教育活動が展開されていますが、合同で行える行事や中学校教諭の小学校授業への参加など、小中学校が併設されている利点を生かした教育が積極的に行われています。
 
 学校がある神戸地区は、房総半島南端の館山市の南部、太平洋に面した海岸線から2キロメートルほど内陸に入った緑に囲まれた地域です。学区内には、県立安房特別支援学校、東京都大田区立館山さざなみ学校、児童養護施設ひかりの子学園があり、交流もさかんです。毎年、学校園でイモの植え付けや収穫の農業体験を合同で行っています。
 
 房南学園の教育目標は「勤勉・協働・郷土愛」。この目標を達成するために房南中学校では「人間性豊かな心をもち、正しい判断力、実践力をもつ生徒の育成を図る」とのスローガンを掲げています。
 
 生徒たちは全員参加の部活動や生徒会活動にも熱心に取り組んでいます。毎日の清掃では、「黙働清掃」を心がけ、感謝の気持ちで校舎をきれいにし続けようという思いで、床と心を磨き上げています。
 
 毎週月曜日の朝は、生徒会役員が校門前に立ち、登校してくる小中学生にさわやかな笑顔と元気な声で、「おはようございます」と呼びかけています。

小学生と一緒に学園運動会

 昨年9月9日、第1回房南学園運動会が開催されました。1学期のうちから準備をはじめ、何度も何度も小中学校教職員での協議を重ねました。
 
 運動会当日は快晴に恵まれ、小学校1年生から中学校3年生までの児童生徒が一体となった活気あふれる運動会が行われました。
 
 小学校低学年のダンスを見ていた中学生が応援席の前で一緒に踊り始めたり、中学生の迫力あふれるリレーや騎馬戦を声をからしながら体全体で応援する小学生など、ほほえましく心温まる光景が随所に展開されました。
 
 小学生のかわいらしい動きに中学生は心和んでいました。中学生の規律と迫力あふれる動きに小学生は感動していました。その姿を見ていた保護者や地域の方々は笑顔いっぱいになり「元気をもらった」と感想を述べていました。
 
 運動会の種目には、房南こども園の園児や保護者、地域の方々が参加する種目も用意され、地域一体となった房南学園運動会が展開されました。
 
 今年度は9月8日(土)に計画されています。すでに準備は始まっています。昨年以上に一体感を感じられる運動会を創ろうと学園一丸となって頑張っています。

挨拶と笑顔あふれる学校 生徒会長・田邊裕貴

 私たちの学校は、生徒全員が積極的に活動し挨拶や笑顔があふれる学校です。特に挨拶は、私たち房南中学校の伝統です。今までの先輩方が築き上げてくださったこの伝統をしっかりと受け継ぎ、さらに活気ある学校にしていきたいです。
 
 今年、生徒会では、生徒一人一人が自分の考えを、大きな声でわかりやすく発表することを目指しています。先日の行事報告会では、全校生徒がこのことをしっかり意識して取り組むことができました。このように、一つ先一つ先を見て、よりよい学校にしていくように頑張りたいです。

校長の声

小柴信弘校長 本校では、「4つの好き」を自信を持って言える生徒の育成に努めています。「4つの好き」とは、「先生が好き、仲間が好き、学校が好き、そう思える自分が好き」のことです。
 
 これは学校生活を想定したものですが、生徒たちが今後生活するあらゆる状況(場)において適応するものです。自分を取り巻くものを好きになる、そして、自分自身のことも好きになる。この気持ち・姿勢は、困難なことがあろうとも、日々の生活を明るく楽しくポジティブに生きていく原動力となります。