進学講習でも新聞活用 県立佐原高校(香取市) 【NIE報告 県内実践校の取り組み】

 佐原高校は昨年度までと同様に、地理の授業で、NIEタイムを設定している。生徒は、毎時間新聞に接し、教科書の記載内容と関連付ける練習を続けることで、地理学習における新聞情報の重要性を認識できたようだ。

 本年度は、進学講習でもNIEを取り入れた。教科横断型の講座として「時事問題研究」を設置。新聞記事のほかに、「読売ワークシート通信」や「朝日Teacherメール」などを活用している。

 週に5枚程度を目安にして、他の進学講習とは異なり個別に指導する。生徒は、毎月曜日にファイルに閉じたワークシートを廊下の机に提出=写真。係の3人(社会・体育・司書)が交代で確認してコメントを付けて返却する。半期(2学期制)で100枚を目標に、考査後には時事的話題の小論文にも取り組む。

 入試を見据えた新聞活用は、進学校におけるNIEの有効な活用方法だ。

◆NIE(新聞を教材として活用する取り組み)を実践している県内小中学校・高校・特別支援学校の取り組みを、各地方面で随時紹介します。