ふれる・読む・考える 北部小学校 鎌ケ谷市 【NIE報告 県内実践校の取り組み】

 鎌ケ谷市立北部小学校では、本年度からNIE教育推進の指定を受け、全校をあげて計画的な実践を展開している。

 本年度は、1年間を3期に分け、それぞれ「ふれる」「読む」「考える」と実践テーマを設定した。

 1期、1年生は教師中心に児童の興味・関心を引き出すような新聞記事を紹介し合うことや、知っている文字を探す活動を展開した。以下、2年生は「漢字ビンゴ」。3年生は気になった新聞写真から、その記事を読む活動。さらに「見出し」づくりの学習。

 4年生は新聞意識調査から始め、地域学習とからめて本市に関する記事の収集と活用。5年生は総合学習で世界のスポーツ記事、理科で天気図の活用、スクラップ新聞づくりなどを行った。6年生は、記事を使ったスピーチや各紙の「1面の違い」の検討、スクラップコンクールに向けて実践を展開した。夏休みには1期の実践を教師が新聞にまとめ報告会を行った。

 2期、「読む」の発展で「読ませる新聞づくり」を全学年で行い、その編集会議や制作発表の様子は保護者に公開した。

 3期は教科指導とからめた「考える」実践を展開する。

 これらの実践を通じて児童・職員ともにNIEの意識・実践は高まり充実してきている。