タケノコ掘り体験 「地元の良さを感じて」 大多喜上瀑小

 大多喜町立上瀑小学校(君塚正人校長、児童51人)で17日、タケノコ掘り体験と古墳見学を組み合わせた校外学習が行われた。いずれも歩いて行ける距離の山にあり、地元が豊かな自然と歴史に囲まれていることを学んだ。

 「地元の良さを感じてもらう」(同校)のが目的。今年で7、8年目を迎えるという取り組みだ。同校は来年、近隣の小学校との統合が決まった。住民有志が「これが最後の機会かも。いい思い出になれば」と受け入れ態勢を整えた。

 4、6年生の約20人が参加。タケノコ掘りでは、児童がクワを手に土を掘り進めていくと、30センチ大ほどのタケノコがあちらこちらで出現し、歓声が上がった。山岸彩水さん(9)は「初めてで難しかったけど、大きいのが出てきてびっくりした」と笑顔。

 古墳見学では、町の担当者が学区内に古墳が集中していることを説明し、「これが大多喜で唯一の前方後円墳。昔、力のある人が住んでいたのではといわれています」と歴史にも恵まれていることを教えた。