2014年04月14日
野田市の小中学校全31校で12日、土曜授業がスタートした。この日、子どもたちは午前中の3時間、各校で勉強。学習する機会をより多く設け、きめ細やかな指導を行う狙いで、県内の公立小中学校では初の取り組み。
二ツ塚小学校(小澤弘夫校長、生徒265人)では同日、全学年の児童が登校。担任教諭に土曜授業アシスタントらを加え、各学級に2人以上の指導者が付くよう配置した。特に、算数の基礎を習い始める3年生は、2教室に分かれた少人数制授業を実施。各教室に4人の指導者が付き、授業に遅れがちな児童にも丁寧に掛け算を教えた。
3年生の木村結さん(8)は「土曜日の授業は初めてだからドキドキして楽しみだった」と笑顔。同学年の高橋咲さん(8)は「授業が増えて遊ぶ時間が減っちゃう」と残念がりながらも、一生懸命授業に取り組んでいた。
小澤校長は「分からないまま残されている学習をきちんと教えるのが学校の役目。教員の負担増などの課題も含め、土曜授業をどう生かせるか、試行錯誤していきたい」と話した。
本年度は計17回の土曜授業が実施され、授業内容は各校がそれ郞ぞれの判断で決定していく。