4校統合で千倉小開校 新入生67人迎え、新校歌も 南房総

 南房総市千倉町の4小学校を統合した千倉小学校(景山やす子校長、児童421人)が開校し、新入生67人を迎えて入学式が9日開かれた。新しい校歌もでき、全校児童で声を合わせて歌った。

 旧健田、朝夷、忽戸、七浦の4小学校を統合し、健田小の施設を引き継ぐ形で開校した千倉小。もっとも規模の大きかった健田小の2倍、小さかった七浦小の10倍の児童数となった。

 入学式で景山校長は新入生に「元気なあいさつ、話を聞くこと、交通ルールを守って命を大切にすること」の三つの約束を語り掛けると、新入生は「はーい」と大きな声で返事をした。

 校歌も新しく作られた。作詞は旧朝夷小の卒業生で「SMAP×SMAP」や「SmaSTATION!!」など人気番組を手掛ける放送作家の鈴木おさむさん(41)。作曲は映画やドラマ音楽を数多く手掛け、今夏公開のスタジオジブリ映画「思い出のマーニー」の音楽も担当した村松崇継さん(35)。

 「笑って楽しく歌える校歌を作りたい」と話す鈴木さんらを前に、全校児童が練習した校歌を披露すると、鈴木さんは「これからずっと歌い継がれていくと思うと感動しました」と顔をほころばせた。