2014年04月9日
船橋市の子どもたちの視点・感性で地域の話題を掘り起こしてもらおうと、市は7日、市内の小中学校、特別支援学校の児童・生徒85人を「児童・生徒記者」に任命。委嘱状を手渡した松戸徹市長は「船橋は海から山までいろんな魅力があり、音楽や運動で全国で活躍する人も多い。もっと船橋を理解して伝えてもらい、素敵な街にしたい」と述べ、積極的な記者活動を求めた。
同市の児童・生徒記者任命制度は40年続く伝統ある取り組み。任期は1年で、今回は41代目。
任命されたのは、55小学校(私立1校含む)の6年生と28中学校(同)の2年生、市立特別支援学校と県立特別支援学校からの各校1人ずつの計85人。
児童代表で委嘱状を受けた宮本小・奈田夏実さんは「船橋のいいところをいっぱい発見して、地元の人に伝えていきたい」と述べ、生徒代表の若松中・中塚智貴君は「身近だけど多くの人に知られていない行事を見つけ、分かりやすく伝えたい」と話した。
夢のある記事を書いてもらうためか、松戸市長は「私の夢は世界地図に『フナバシ』の都市名が載るようになること。歴史を積み重ねて地図に載る街へ頑張りたい」と壮大な計画を披露した。
児童・生徒記者は、それぞれが学校や地域での話題をテーマに執筆。記事は広報ふなばしや市ホームページの「子ども記者通信」に掲載される。夏には公共施設見学会が開かれ、見聞を広めてもらう。