2014年04月8日
印西市立西の原中学校(桜井智彦校長)の野球部員ら23人の選手団が3月下旬、4日間にわたり沖縄県糸満市を訪れ、同市内6中学校の野球部員たちと交流試合で熱戦を繰り広げた。
両市の野球交流は、印西市内のシニア野球チームに糸満市出身者が加入したことがきっかけ。2001年から交流が始まり、ほぼ2年に1度のペースで印西市内の野球少年が糸満市を訪れている。
同部は4回目の訪問で、3月25日から28日までの日程で遠征。初日の午前6時に成田空港を出発し、午後には糸満市内の野球場で熱戦を展開。初日と翌26日の2日間で計8試合を消化する強行スケジュールの中、西の原中の対戦成績は1勝7敗だった。
沖縄球児の優れた技術と体力を痛感した西の原中の選手たちは「パワーがすごい」「体が大きい」などと交流試合の感想を話した。2試合に登板した田村颯太君(14)は「バットのスイングスピードが違う。野球への姿勢も素晴らしい。経験を今後に生かしていきたい」と話した。計12イニング1失点の好投を見せた三角泰輝君(14)は「長打力があったので変化球主体で投げた。コントロール良く投げられたのでうれしかった」と笑顔だった。
遠征中には、市内の名所巡りや、沖縄伝統の郷土芸能の鑑賞、澄んだビーチでの海水浴を楽しんだ他、沖縄球児を交えてバーベキューを堪能した。沖縄の野球少年と連絡先を交換した舟橋諒君(14)は「お互いに切磋琢磨(せっさたくま)していきたい」と力を込めた。
引率した同校元校長の沢口正さん(66)は「貴重な4日間を過ごせたと思う。今度は沖縄の中学生を印西に招待したい」と交流の進展に期待した。