統合校「嶺南中」が開校 和田、丸山中の校風受け継ぐ 南房総

 南房総市立嶺南(れいなん)中学校(藤本雅俊校長、生徒211人)で7日、開校式が行われた。同校は学校統合によって誕生。二つの中学校の校風を受け継ぎながら、新たな歴史を切り開く。

 嶺南中は、和田中学校(旧和田町)と丸山中学校(旧丸山町)の統合校として、丸山中学校の敷地内に開校した。合併市を構成する旧町村の枠を越えた初めての統合。同校の学区が嶺岡山系の南部にあることから学校名は「嶺南」に決まった。

 開校式では、石井裕市長が開校宣言。生徒に「新しい仲間に進んで声を掛け、学習に、部活動に頑張ってください」と語りかけた。藤本校長は生徒に「太陽は夜が明けるのを待って昇るのではなく、太陽が昇ることで夜が明ける」との言葉を示し、新しい学校の歴史をつくっていく自覚を促した。