2014年04月24日
子どもに優しくハンギングバスケット作りを教える安房拓心高校の生徒=20日、南房総市富浦町
南房総市和田町の安房拓心高校(井上曉校長)の生徒が、同市富浦町のとみうら元気倶楽部(富浦公民館)で壁に掛けて花を観賞できるハンギングバスケット作りを子どもたちに手ほどきした。
公民館で親子のふれあいイベントを企画している地域グループ「子どもの居場所づくりグループ」(目黒輝彦代表)の体験メニューとして実施。園芸部員5人が講師として参加し、2リットルペットボトルの上部を切り取るなど加工した後、土を入れて、シロタエギク、クリーピアなどの花を彩り豊かに植え付けていった。館山市から参加した川口真央ちゃん(4)は高校生のお姉さんに教わりながら「お花大好き。毎日お水をあげたい」とご機嫌だった。
園芸部副部長の野川隼人君(17)は「僕らの取り組みが広がっていくのでやりがいを感じます」と参加者の作業を見守っていた。
生徒たちは市内の小中学校に出張し、花の育て方などを教える「花いっぱい運動」に取り組んでいる。また同高のハンギングバスケット作りは中学技術家庭科副読本にも掲載されている。