2014年09月7日
室伏広治選手の日本選手権20連覇記念展の会場で、競技用ハンマーを持つ図書委員会の生徒=6日、成田市の成田高校図書館
成田高校の陸上競技部出身の男子ハンマー投げ、室伏広治選手(39)が6月の日本選手権で前人未踏の20連覇を達成したことを記念する企画展が6日、成田市成田の同校図書館で始まった。20年間分の選手権での投てき場面に高校時代も加えた写真30枚を展示。鍛え抜かれた肉体で第一線に居続ける「鉄人」に迫っている。入場無料で12日まで。
五輪や世界選手権でも金メダルを獲得した室伏選手は、高校時代に本格的にハンマー投げを始めた。同展会場には、7月に室伏選手が母校生徒に向けて寄せた「今まさに学んでいること、経験していることが非常に価値を持っています。この時期に頑張ったことが、必ず大人になって役に立ちます」とのメッセージが。
重さ7キロに達する競技用ハンマーも用意され、これを今も70メートル以上飛ばすことのすごさを実際に持ち上げて体験できる。展示には陸上競技雑誌や用具メーカーが協力。高校総体出場時の写真や主要成績の一覧、室伏選手が使っていたシューズも並んでいる。
午前9時~午後3時に開館。きょう7日は同校文化祭の一般公開で、8日は休館。問い合わせは同校、電話0476(22)2131。