2014年09月4日
鎌ケ谷市は来年1月から、近隣市に先駆けて、市内の小学校に併設されている放課後児童クラブ(学童保育)を利用する児童約500人を対象に、下校時刻を保護者にメールで通知するサービスを始める。システム導入費367万円を9月補正予算案に計上し、4日に開会する定例議会に提案する。
市こども課によると、岡山県倉敷市で女子児童が下校途中に誘拐された事件を受けて、下校途中の安全・安心を高める狙い。
児童一人一人にICカードを配布し、放課後児童クラブに設置した読み取り機にタッチすることで、児童が施設を出た時刻が保護者のメールアドレスに配信される仕組み。このほか災害、防犯に関する緊急連絡を一斉配信したり、災害発生時の保護者の安否状況、児童の迎え予定時刻などを確認することができる。
放課後児童クラブは市内に10カ所あり、保護者が働いている小学1~6年生までの児童が放課後に利用。保護者が迎えに来る場合は午後7時まで預かり、児童だけで下校する場合は午後5時頃までに施設を出ることになっているという。