2014年09月12日
稲刈りから天日干しまでの農作業を体験した児童たち=佐倉市太田
佐倉市立山王小学校(石井一好校長)の5年生38人が、学校近くの田んぼで稲刈りに挑戦した。児童たちは市民団体メンバーらの手ほどきを受けながら、稲を鎌で刈り取り、天日干しするまでの農作業に汗を流した。
同校の米作り体験は、地域の自然環境保全に取り組む市民団体・フクロウの会(新谷俊文会長)の協力で毎年実施。今年5月に同会が整備した休耕田約500平方メートルを使って児童が田植えを行っていた。
“実りの秋”を迎えたこの日は、鎌の使い方や稲のつかみ方などの指導を受けた後、刈り取り役と天日干しする竹組みに稲を運ぶ役の二手に分かれ、児童たちは交互に体験。金色に色づき、こうべを垂れた稲穂を丁寧に収穫した。収穫した米は全校児童が学校給食で味わう予定という。
参加した児童たちは「うまく刈れた」「給食で食べるのが楽しみ」と満足げだった。