アイスやケーキ販売 東金で地産地消の祭典

県立東金商業高校の生徒は地元産の黒大豆を使ったアイスクリームなどを販売した=みのりの郷東金

 東金市田間の産業交流拠点施設「みのりの郷東金」で25日、地産地消の祭典「集え!みのりの郷東金へ豊かな食文化を求めて」が始まった。26日まで。

 同施設の認知度アップと野菜などの地産地消を推進するイベントには、県立東金商業高校の生徒らが参加。商業科の課題研究授業の一環で、同市東中島地区で生産される黒大豆を使ったアイスクリームとロールケーキを企業と共同開発し販売した。同高3年の藤原愛莉さん(18)は「みそ味のアイスクリームをPRしたい」と話していた。

 淑徳大学の学生は、同市産のゆずと、同市と交流している長野県安曇野市のわさびを使った「ゆずマヨネーズ唐揚げ丼」を開発し販売、初日は50個を完売した。同大コミュニティ政策学科の矢尾板俊平学科長(35)は「農業を通じた地域振興のビジネスモデルを学ぶため」と狙いを話した。城西国際大学の中国人留学生も、市内の畑で自分たちが育てたサツマイモを販売し、それぞれ地元農産物のアピールに貢献した。

 このほか、野菜ソムリエが、チョコレートを付けるなど野菜の新たな食べ方を紹介。屋外ステージでは芸能ショーが行われた。