歌声で“絆”強める 蓮沼小中生が合同音楽祭

合同音楽祭で合唱を披露する蓮沼小児童=芝山文化センター

 山武市立蓮沼小学校と蓮沼中学校の合同音楽祭が、芝山文化センター(芝山町小池)で行われ、児童生徒計280人が合唱を披露。多数の保護者らが芸術の秋を楽しんだ。

 合同音楽祭は昨年度に続いて2回目。第1部は小学生の出番で、1年~6年生がクラスごとに選んだ「君をのせて」などの歌を披露した。第2部の中学生も、それぞれのクラスが「桜の季節」などの課題曲と自由曲に美声を響かせた。同小児童会長の6年、渡辺悠斗君(12)は「緊張したけど、アルトとソプラノで響き合いうまく歌えた」と話した。同中生徒会長の3年、小川諒也さん(15)は「課題曲は今まで以上に上手に歌え、自由曲では伴奏をしながら感動した。また、高学年児童のハーモニーが美しかった」と感想を述べた。

 音楽祭では、小中学生全員で「ふるさと」を合唱したほか、玉前雅楽会(一宮町)による雅楽も鑑賞した。

 同中学校によると、蓮沼地区は小中学校がそれぞれ1校で子どもたちの多くは顔見知りな上、地域の絆も強い。同中学校で行った第1回音楽祭には地域のお年寄りらが訪れ好評だったという。